父は、台北一中、南門小学校の出身です。祖父が日本国の税務官吏として台湾に赴任していたからです。
終戦後、祖父は台湾で亡くなり、台湾にいた日本人は、全財産を没収され引き揚げてきました。
父は現在の大阪市立大学医学部に入学し、7人妹弟の長男として、父親代わりに一生懸命に働きながら医師になりました。
父からは台湾当時のことはあまり聞いたことがありませんでした。
父の他界後、台北一中39期会の同級生の方々から、度々父宛てのご連絡をいただいており、父の死をご連絡しました。
昨日貝塚から戻ると、心温まるお手紙が届いていました。
今朝は父の命日が近いと、先輩と心友がお参りに来てくださいました。
戦争に翻弄された父の時代の人たちの
思いに触れています。