昨夜22時17分にメールで送られてきた市教委の最終答弁書案を見て、これまで時間をかけて説明してきたにもかかわらず、昼間と同じで、さらに教育監の答弁が追加されていたが、なおタチの悪い内容だった。
私は、14年前の事件を思い出した。
支援者のお孫さんが、幼い時に手術室に運ばれて、その恐怖が引き金となり障害を持った。その子が小学校4年生の時に持って帰ってきた通知簿を見ると、教科の評価のところに大きく斜線が引かれていた。それを見た祖母である支援者は、泣き崩れて、私のところへ相談に来られました。「ひどすぎる」と。
こんな通知簿を渡された子どもさん本人がどんな気持ちになったかは、容易に想像できる。
私は市議会の文教委員会で、質問した。
なんということをするのか、と。
その内容は、新聞に大きく取り上げられた。同様のことが堺市はもちろん全国で行われているであろうから、報道はありがたかった。
あれから14年、特別支援教育法も施行されている。この特別支援という言葉も、現状の発達障害や知的障害と診断されている人々の数から言っても「特別」ではないと思われるが。
あれから市教委は、支援教育課まで設置しながらも、支援を要する生徒たちの進路については、学校任せ、担当の教員任せであることがわかった。
今日の質問に至ったのは、今まさに高校受験真っ只中の、発達障害を持つ娘さんの親御さんからのSOSだった。
しかし議会で、個別の事案は質問しにくいので、一般論として、堺市の支援を要する生徒の進路指導をどうしているのかを問うてみた。
答弁は、支援を要する子どもたちへの教育はこうあるべし、教員の資質向上のためにさらに研修するべし、などどこかの教科書から引っ張り出してきたような美辞麗句の能書きが、虚しく並んでいるだけ。
誰がそんなこと質問してるねん?💢
ピンとも外れているし、話しがすり替えられている。
何の意図があってこんなことをするんだろう。??マークが飛び交う。
この答弁を少なくとも教育監は良としたのか?
こんな理解力のない人たちが、教職だというから驚く。
また、常識も思いやりもない。昨夜の答弁があんな時間になるまで、一言の連絡もなく、「明朝伺います」とメールに一方的に書いてあるだけ。
今日は、朝、緊急議運がある。そして臨時本会議が開催され、池尻秀樹議長の提案で、ロシアの軍事侵攻に対する抗議の決議案が採決される。
だから朝なんて、もう答弁についての話をする時間もない。
未だに電話すらない。
この答弁で押し通すつもりなんだろう。
そうはいかない。
受験は、生徒たちにとっては、今しかないのだから。
議会に対してこのような対応なんだから、生徒たちに対しては、もっとひどい
のだろうなぁ。
そもそも、発達障害や学習障害だとわかっている子どもたちに、同じテストを受けさせて、成績が悪いから行く高校はない、という進路指導や教育は、間違っていないのか?それを公平な教育というのか?
支援を要する生徒たちは、堺市でわかっているだけでも2000人を超えている。
そう答弁しながら、ではその子どもたちの進路指導をどうしているのか?という質問には、答えない。
堺市の中学校を卒業して、行き場のない子どもたちが困っている現状を放ってはおけないと思うから、市教委と共に何とかしたいと投げかけているのに、残念ながら、逃げているとしか言いようがない。
さて、今日は3番目の質問です。
それでもがんばってきます!