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堺市でも福島県産のきゅうりなど・・ 7月15日(木)

昨日、市内で野菜を買いにいきました。

きゅうりを買おうと思ったら、

3本ずつ袋に入っており、

白い文字で福島県産と書かれていました。

 

復興アクション

「被災地のため日本のために『復興アクション』で応援しよう。」と書いてあります

 

福島産キュウリ
「福島県産きゅうり」

 

福島産トマト

「福島県産チェリートマト」

 


当然、福島県の農家の方を応援したい気持ちはあります。
けれども
4月6日以来、

日本政府は、野菜と魚の放射能暫定基準値を、

従来の何倍もの高い基準に設定し直しました。
2000ベクレルです。

チェルノブイリの原発事故の後、

日本政府は、海外からの輸入野菜の安全基準値を

370ベクレルに設定しました。

これでも大幅にそれまでの基準値を高めたのです。

そして今回は2000ベクレルです。

今回福島県の相馬牛の牛肉が安全基準を超えていた、

ということでおおきなニュースになっていますが、

原発から80キロ圏内で作られた藁をえさにしていたとか。

でも餌だけの問題ではありません。

放射能被爆はこういう食物被爆や、

空気被爆など様々な被爆が重なるのですから、

被爆の総量から安全基準値も決めてもらわないと。

先日テレビ番組に、

農林水産副大臣と厚生労働副大臣が出演し、

農林水産副大臣がこんなことを言っていました。

「チェルノブイリへ視察をしてきた。

ロシアでは、たとえば牛乳などは

チェルノブイリ周辺の乳牛からとる放射能の高い牛乳と、

離れたところで採れる放射能の低い牛乳を混ぜて、

安全基準を満たす牛乳にして、国民が飲んでいる。

原発周辺の農業などを守るためにも、

このような知恵も必要だ」

驚きますね。

福島の原発周辺の方々や、

今回の原発事故によって居住地や

生業を奪われた方々への責任は、

まず東電と政府がきちんとやるべき。
でも、こうなったときに2000ベクレルの野菜や、

魚が安全だ、危ないというのは風評被害だ、

というのはひどすぎます。

だから、堺市は独自に放射能を測定するべきなんです。

国や、府やのいうこと聞いているだけでは、

堺市民の健康と生命は守れません。
先般の大綱質疑で言ったことです。
堺の空気、水、土壌、そして流通している野菜や魚、

肉などの食品全てに堺市としての安全基準を持つべきなのです。
全ての食品が何ベクレルなのか示すべきです。

それが市民の安全と安心な生活を守るということです。

堺市がやれば、

これは福島県の方々を助けることにもつながるのです。

こんな基準値が意味すること。

「大丈夫、大丈夫、

人は遅かれ早かれ死ぬんだから。

ほんとは体には悪いんだけど、まあ食べといて。

どっちみち実はもう放射能だらけでさ。

食べもんだけ今さら気をつけたって、

どうしようもないんだよ。

子ども?

ああ、こんな時に生まれてきて運が悪かったよね。

ああ、なに?

そこに住むかどうかは、自分で決めてよ。

食べもんも同じさ、

一応生産組合とかにギャーギャー言われたくないから、

放射能たっぷりでも売っていいように

2000ベクレルにしといたから。
食べる食べないは、あんたが決めることさ。
責任?

関係ないね。

自分で決めたことだろう。
もちろんこんなことは言えないさ。

オフレコさ。」

という悪魔のつぶやきが聞こえます。

こんな時代の危機管理力は、

市民の「生命」をどう考えるかにかかっています。

世界には、

国家元首や首長が、

たとえば、色つきのお菓子を国内外に規制したり、

自分の市の上空を戦闘機が飛べないような

条例つくったりしているリーダーがいっぱいいます。

さあ、堺市は?