本当に早く建設してほしいですね。
当然、コンベンション機能も備えているものでないと、
全国レベルの会議や国際会議を開催しにくいですよ。
2009年に「日本女性会議」を誘致してきたときも、
全国から4000人の参加者が一堂に会するホールがなくて、
ホテルと会場を二分しました。
分科会もあちこちの会場にバラバラになってしまって、
参加者は不便だし、
お世話をする担当者は大勢の人数が必要になるし、
バスでの移動など、コストも結局高くついてしまうのです。
その場所で、相当レベルの会議ができる、
となるとセキュリティーの問題もきちんとしておく必要があります。
海外からの重臣などが来られても大丈夫なように。
横浜市の国際会議場はすごかったですね。
TICADの時には、
東京ー横浜間の首都高速を数時間通行止めまでして、
各国の大統領や首相レベルの方々を招いていました。
そこまではいかないとしても、
建物そのもののセキュリティーは
従来堺になかったものにする必要があると思います。
公共施設は開かれた施設で、
誰でもが出入りできる場所であると同時に、
利用者の安全やそこで働く人の安全、
またゲストの安全をしっかりと確保できるものが必須条件ですね。
これからの時代は、
災害にも、殺傷事件にも対応できないと。
バブルの時代には、
市民会館、文化ホール、コンベンションホールと
別々に設置できた自治体もありますが、
これからはそうはいかないし、
その必要もないと思うのです。
健康福祉プラザの建設の時にも
ずいぶん力を入れましたが、
何十億、という公金で新しく箱モノを作るときには、
せめて30年先のことをちゃんと想定して、
利用する市民が使いやすく、
親しみを持てる機能と運営システムが必要です。
今の堺市役所本庁のエレベーターだって、
どんなに不便で、不合理でしょうか。
コスト面から設計を考えるにしても、
どこで何を削減するかは、
担当者の意識とセンスですね。
何に重点を置くか、ということ。
素晴らしい市民会館を期待しています。