堺警察署の仲井 清署長が、
転任されるとのことでご挨拶に伺いました。
署長室の壁に掲げられていた
紫の布に白抜きの毛筆に仕上げられた武者小路実篤の言葉。
その前に 堺を護る、と題して。
仲井署長の堺への深い思いと、
署員への深い愛情があらためて伝わってきました。
犯罪には厳しいまなざしの署長も、
わたしたち市民にはいつも笑顔で接してくださり、
警察と市民が協働で、
安全で安心なまちづくりをと、
懸命にご尽力くださいました。
感謝と寂しさを胸に、
またどこかでお会いできることを願いながら、
さよならのご挨拶はつらいものでした。
こうして自らトップとしての責任を潔く担われ、
しかしどこまでも警察署長、
警視正としての任を全うされるお姿に、
リーダーはかくあるべし、
と範を示されたように受け止めました。
一言の弁明もいいわけもなく、
仲井署長は自らの進退を府警本部に委ねられました。
近頃のリーダーがぺらぺらと薄汚い言葉を世界中にふりまき、
人の批判や中傷ばかりを行い、
自らの失態においては執拗なすり替えと、
言い訳とを繰り返す無様な恥ずべき姿とは天と地との違いです。
そういう意味からも、
今日は私の心に一条の光がさしました。
仲井署長に心から感謝申し上げます。