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NHK視点論点 堺とUNWOMENが紹介されます 3月19日

3月22日のNHKの視点論点に池上清子さんがご出演なさいます。
その日のテーマは現時点では未定ですが

「国連と女性問題」というようなところでしょうか。
UN WOMENの活動内容を中心に堺のこともご紹介いただけるそうです。

池上さんは去年まで国連人口基金UNFPAの

東京事務所長でいらっしゃいましたが、
お母さまの介護のために退職され、

今は日本大学大学院の通信教育の教授をなさっておられます。

国連でD2クラスでいらっしゃるわけですから、

すごい方なんですけれども、

本当に国連上級職員でありながら、

リュック一つで世界を駆け巡り、

自分で汗をかいて募金集めに奔走されました。

まるでNGOかNPOみたいに。

私の国連活動におけるよき相談相手として、

いろいろとアドバイスをいただきました。
何度も堺でご講演もいただいています。

日本女性会議さかいの時も

あの、ジェフリー・サックス教授とご一緒に

シンポジウムを行ってくださいました。
ジェフリー・サックス教授を日本に、

ましてや堺への招聘の大変さと意義の重要性を理解してくれたのは、

池上さんですし、また褒めてくださったのも唯一池上さんでした。

ジェフリー・サックス教授はオバマ大統領の経済特別顧問であり、

コロンビア大学の地球平和研究所の所長です。

ハーバード大学を飛び級で入学卒業した天才経済学者で、

ミレニアム開発目標MDGs達成のために

アフリカ大陸を救援している先駆者でもあります。
エネルギー問題には早くから注目されていて、

2009年の来日の時、

堺のシャープの代表者に会いたいとおっしゃっていたのですが、

シャープ本社の総務部長につないでも、

なんだか無視された形になっていました。

あのときシャープがサックス教授に会って、

何らかの示唆を受けとめておられたら、

この円高による驚異的な打撃を回避していたかもしれません。

あのときかわりに某電力会社の幹部にあっていただきましたが、

サックス教授はすこし呆れておられました。
「うちの社員は、タイだったら喜んでいきますが、

アフリカはねえ、遠いですからねえ」というセリフに。
ジェフリー・サックス教授についてはまた、

別稿で詳しくご紹介したいと思います。

わたしもWEPsの関係で日本の大企業の方々に会いに行きますが、

いつも堅固な要塞の壁に向かっているような思いです。
「堺の市会議員ぐらいがなんじゃい、寄付の一つも集めに来とるんかい」、

という感じの扱いをもろに受けるときがあります。

露骨にやられたのが某ガスの総務部長でしたね。

あの屈辱はあと何年で忘れられるかと思いますね。


その真逆は、堺のSHIMANOや前田製菓、SHARP、高島屋、

イオン、堀富商工、堺化学、JA堺、ダイネツその他、

中小企業は、社内のシステムがオーナーとの風通しがよく、

オーナーの決断も早い。

NTTドコモさんもすごかったですよ。


断っておきますが、私はこれまで自分の議員活動のために

人様に「お金下さい」って言ったことありません。

後援会でも会費など一切集めていません。

政治資金パーティーも一度もしたことがありません。

 母の遺言です。

「票くれ、金くれなどということするな、もう税金から報酬はもらってるんだから」


東京などに本社のある大企業に回るためにも、

私はUN WOMENの日本事務所の特別顧問の肩書を

二ューヨーク本部から頂いています。


でも世界中どこの方と、メールや手紙をやり取りするときも

最後は「堺  山口典子」で締めます。

堺出身の有名人が「大阪出身」と書かれているのを見ると

少し腹が立ちます。

デザイナーであれ、アーティストであれ、

堂々と「堺出身」と書いてもらってほしいですね。

あれあれ、NHKの視点論点があちこち飛んでしまいました。
UN WOMENは堺と切り離せない国連機関です。
堺からのWEPsの252社というのは、

国連本部だけではなく、世界各国にインパクトを与える影響力があります。
署名をいただいているのが252社ですが、

それ以上の数の企業に打診し、説明してきました。

情報の早い企業からは、逆に問い合わせが来ています。
そう、今全国で、牛乳パックやアルミ缶、ペットボトルの回収ボックスが

スーパーなどの量販店に設置されているのは、

堺市女性団体と堺市消費生活協議会の運動が始まり。
WEPsも堺から全国へ。必ず広がります。

エコの視点がない企業など生き残れないのと同じで、

ジェンダー平等の視点のない企業など、

これからは生き残れない、ということです。
「もののはじまり、なんでも堺」の真髄を行きたいと思います。