東京都議会。
議員総数１２７名、うち女性議員２５名。
１８日の東京都議会で
みんなの党の塩村文夏議員の質問中に浴びせられた
「お前が結婚しろ」とか「
子どもを産んでから言え」という女性差別発言。
テレビなどの報道で確認したところ、
この大声の発言と議場の笑い声。
堺市議会では考えられない。
もしこのような発言が、
野次であろうとなかろうとでたら、
堺市議会では議事進行が止まる。必ず。止める。
いやしくも、議場での発言である。
議場で決着をつけるべき問題だ。
東京都議会の議長はこのとき何をしていたのか。
なぜこのような女性差別発言を制止、
厳重注意、退場命令、など措置しなかったのか。
１２６名のほかの議員は何をしていたのか。
女性議員は？みんなの党は？
そして枡添知事や東京都の理事者は？
まさか一緒に笑っていたのではあるまい。
塩村議員は、
このときに抗議をすべきだった。
さぞ悔しかっただろう。
思いはわかりますが、
ことが終わってから自分のフェイスブックや
ツィッターで個人的な愚痴をいうべき問題ではない。
言いたくはないが、泣いている場合でもない。
この野次発言は、
塩村議員や議員のの支援者に対してだけではなく、
シングルの女性や、子どもを産まない女性、
産みたくても産めない女性を含むすべての女性に対する
「女性差別発言」発言なのだから。
個人的侮辱にとどまらない発言であるということです。
今からでも、
公式に議長や議会運営委員会の委員長に抗議を申し入れ、
調査をさせ、公式の場で発言の撤回と謝罪、
および議員辞職勧告を要求するべきです。
この発言を吐いた男性議員は、
正々堂々と名乗り出ればよい。
相手が女性、しかも若い、さらに未婚、
そして子どもを産んでいない女性と見たら
えらそうに上からモノを言い、平気で差別する。
まったく議員として、
日本国憲法も女子差別撤廃条約はおろか、
男女共同参画など知ろうともせず、
日本社会の現状や国際情勢などまるで無関心。
そうでなかったら
こんな発言はできないはずです。
こそこそ隠れていないで、
記者会見して言い訳にならない言い訳して、
もう一度同じ事をいえるものなら言えばいい。
男だから女よりエライと思っているのではないか。
「おまえ」って誰に向かっていっているのか。
都民の信託を受けた議員である女性に、よく言えたものだ。
この問題を看過してしまう東京都議会なら、
東京都民の皆様の信頼失墜だけでなく、
日本の恥になってしまう。
世界からブーイングを受けますよ。
こんなのを不規則発言とは言わない。
明らかな「女性差別発言」。
問答無用のレベルです。
議場で公式に決着をつけるべき問題です。
東京都議会のプライドにかけて。
そして、わが国のすべての女性への侮辱をはらすため。