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UN WOMEN日本事務所からの情報 マドモアゼルが消える 2月29日

UN WOMEN日本事務所(所在地 堺市宿院町)の

ミユキ・ケルクホフ所長代行から、
UN WOMENのブリュッセル・リエゾンオフィスから、

フランスの公式文書から女性の敬称である

マドモワゼル(いわゆる、未婚女性を意味するミスと同じ敬称)の

使用を撤廃することを決めたというニュースが連絡されてきたようで、

私にも送っていただきました。

 日本でもすでに、婦人を女性に変えたり、

夫人や未亡人、奥様、家内、嫁などの言葉について、
学校の父兄を保護者に言いかえたり。

英語圏ではすでに、ミスとミセスを使い分けず、ミズに統一したり、

日本語でも看護婦や保健婦を看護師、保健師にしたり。
男女どちらもが対等になるよう言い換えが進んでいます。

ちなみに婦人団体を女性団体に全国で初めて改称したのは、

堺市女性団体です。
1986年、女子差別撤廃条約にわが国が批准したときに変えたのです。
モノの始まりなんでも堺、

わりと女性に関することや、男女共同参画に関することは堺が全国初、

というのが多いんです。

あのころは某新聞社の「赤えんぴつ」というコラムに、

「婦人」を「女性」に変えたからと言って女性差別がなくなるのか、

という主旨の皮肉なことを書かれたものです。
けれど、まず堺市の「婦人政策室」が「女性政策室」に代わり、

国の機関も婦人が女性に変わり、

労働組合や農協などの婦人部も女性部に変わってきました。
これは全国的に変わってきたのです。
時代が、堺の私たちの後からついてきたといえるんじゃないでしょうか。

また、たかが言葉とか、

言葉狩りだとか軽く考えておられる方もいらっしゃるようですが、
私たちは言葉で思考します。

心とか、意識とかというものは、

あたかも見えないもののように感じますが、

実はすべて言葉で形成されています。
その差別的な意味を知らずに使っていなくても、

知らずに使ってきた言葉が、だれかをきずつけていたり、

平等から後退するもであれば、

それは違う言葉に言い換えたほうがいいでしょう?
私はそう思います。

 

 

http://www.lesnouvellesnews.fr/index.php/civilisation-articles-section/parite/1713-mademoiselle-la-fin-ou-presque

 

 

http://circulaire.legifrance.gouv.fr/pdf/2012/02/cir_34682.pdf