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四政令市元気発信シンポジウム 8月25日

午後6時30分からサンスクエア堺にて。

これだけの市長が揃うのに、サンスクエアとはね・・・。

すこし会場が小さくないかな。

もったいないね・・。

いったい一般市民がどのくらい来てただろう。

話しの中身はよかったですよ。

これは。4市長はみんな饒舌。すごい。

そして仲が好さそうなのが、

にじみ出てて京阪神堺の連携を強調しておられました。

 

最初の石原信夫さんのお話がよかったですね。

民主党の政治主導主義は、

官僚の能力を最大限に発揮できないので

震災対策に悪影響が出ている。

議院内閣制で、議会が総理を選ぶ仕組みより、

地方自治体のように首長を市民が直接選ぶ方が、

施策の推進や事務機能的には効率が良い。

海部内閣の時に、

東京一極集中の政府機能を分散させる法律が国会で決議されているが、

財政難や石原都知事の猛反対などで進んでいない。

しかし東京には近い将来、

関東大震災並みの直下型地震が起こる可能性が高く、

ここで政府機能をまひさせないためにも代替機能を持たせる地域が必要。

関西が最適と考える。

3月11日の東日本大震災の時も、東京は随分揺れた。

そして大停電により、交通機能がマヒし、大渋滞と帰宅難民が出た。

停電だけでもこれだけの混乱が起きた。

真剣に、分散を考え、実行しなくてはならない。

いま全国の政令指定都市は19あるが、すべてが交付団体になっている。

せめて半分の都市が、交付税の要らない税制の仕組みを持つべき。

先進国の中で今、イタリアが一番の財政難と言われているが、

それでも公債比率はGDPに対して117%。

日本は200%を上回っている。

なのに不景気だからと増税できない。

復興支援増税をやらなければ、経済が持たない。

今後は本当に地方分権の時代、

司馬遼太郎さんが唯一参画した首都移転問題審議会で、

歴史的に、社会がもうだめだ、というとき日本は

遷都によって切り抜けてきた、という発言をなさったということ。

そうなんだ・・・たしかに。


石原信雄さん

石原信雄さんの講演


本当に政治も経済も、

ぜひとも関西に分散して移転する発想と実施が大切です。

それがこれからの日本が生き延びる手段のひとつであることは

間違いありません。

 

四政令指定都市の連携は、それぞれの個性を生かしながら、

歴史、文化、教育、環境、防災、あるいは、大災害の支援体制など、

普段からの交流や訓練を通じて、いざというときに助け合い、

また四都市総合で力を合わせるという、非常に具体的な内容だった。

そういう意味では、大阪都構想よりもスケールが大きいけれども、

具体的でわかりやすかったという、市民の方々の感想だった。

いろんな分野で四都市が、

いい意味での都市間競争を行いながら、互いに成長し、

それぞれの市民が活力を持っていきいきと住める町をめざすという、

4市長はやっぱり、4人ともすごく元気でいらっしゃいました。

 

宮本勝浩

コーディネーターの宮本勝浩

 

竹山市長

堺を懸命にアピールされる竹山市長

 

松大阪市長

淡々と平松大阪市長

 

門川京都市長

祇園祭の起源を説く門川京都市長

 

矢田神戸市長

阪神淡路大震災の経験から防災と支援を説く矢田神戸市長