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北岡伸一教授の 東大大学院最終講義 1月11日

早々にご案内をいただきました。

東京大学大学院 法学政治学研究科の北岡伸一教授が、

「日本における政権交代と外交転換」というテーマで

最終講義をなさるとのこと。

まもなく定年をお迎えになられるのです。

 

たしか2年ほど前に、

北岡教授が東大の大学院にこの学科を創設された時には、

その記念として、国連元事務総長のコフィー・アナンさんと、

国際協力機構JICAの総裁である緒方貞子先生とを招かれて

シンポジウムを開催され、

東大の安田講堂まで拝聴しに行きました。

シンポジウムも質疑応答もすべて英語でした。

聴講されている方々もすごかったですね。

時の外務大臣の岡田代議士や各国大使館の大使や公使、

国連関係者、外務省の幹部など、

東大生以外の招待者の一人に

自分も加えていただいたことが、光栄でした。

あの時は、北岡教授のこの学科創設の意義のご説明と、

緒方貞子先生の東大生への「喝」ともいえる

「常に世界を見て、仕事をせよ、なんのために、この東大で学ぶかをよく考えて生きよ」という強い語気の英語が衝撃でした。

 

また、隣に座っておられたある国の大使は、

もともと有名な画家で、

講義を聴きながら赤と黒のボールペンでずっと絵を描き続け、

最後に出来上がった絵を私に、

「今の講義を絵にするとこんな感じだよ、あなたに上げるよ」

と御恵贈くださいました。

それは二人の人間の周りが赤く輝き、

地球を照らしているような絵でした。

 

講義の後は懇親会があり、

アナン元事務総長や、明石康前大使や緒方貞子先生など

また著名な東大教授の先生方と身近にお話しできたことは、

いい経験でした。

みなさん日本のこと、世界のこと、

それぞれ真剣に考えておられます。

そして行動も。

 

北岡教授との出会いは2006年5月。

忘れもしません。

当時UNIFEM(現UN WOMEN)の創立30周年記念に、 

UNIFEMの親善大使であるニコール・キッドマンが

「女性への暴力の撤廃」の活動のための

資金集めのガラディナーをニューヨークで開催しました。

ちょうどそのころ、

堺商工会議所の今は亡き中尾会頭や堺市の幹部とも、 

UNIFEMのリエゾンオフィスを日本に、

という話が上がっており、

当時のノエリーン・ヘイザー事務局長と話し合いに行くことになっていました。

ちょうどいいので、ではガラにも協力しましょう、

ということで堺から総勢28名がニューヨークに飛びました。

 

世界中から集まった500人の参加者の中で

堺から28人ということをUNIFEMの本部はたいそう重く見て、

一番最初に28人を紹介して下さいました。

この時、会場に日本の堺から28人もが来る、

ということで当時ニューヨークの国連代表部の

国連次席大使であられた北岡教授ご夫妻が、

休暇を返上して駆けつけてくださったのです。

この出会いがきっかけで、

私たちは様々な活動を共にすることになりました。

 

ご夫妻共々がそれぞれに活発な活動をされています。

妻の理恵子さんは、

鈴木という旧姓で男女共同参画の研究書を出版されていますし

またミレニアム・プロミス・ジャパンの活動もサックス教授とともに

行っておられます。

 

お二人の活動が私たちとの活動とつながり、

お二人とも堺市に講演に来て下さったり関係はとても深い。

 

北岡教授が来られた時に、

堺市役所の21階の展望台で堺の古墳をくまなく、

まるで子どもが初めて動物園に行ったときのように「一生懸命」

堺の町を四方身を乗り出すようにご覧になっておられたお姿に、

ある種感動しました。

 

理恵子さんとはもう何度も堺でも東京でも、

よくお会いして電話でもよくお話させていただいています。

よき相談相手です。

 

北岡教授のご実家は奈良の「やたがらす」で有名な北岡酒造。

実はご長男です。

東大寺学園を御卒業後、東大へ。

いまや日本を代表するオピニオン・リーダーです。

 

ときどき天皇陛下、皇后さまと共にテニスもなさっておられます。

 

かんたにさらりとおっしゃって、お写真を見せてくださいます。

 

そんな北岡教授の御定年。

その後が期待されます。

 

ご案内の中に、もう1枚ご案内が入っていました。

「北岡伸一さんの活動をお祝いする会」。

どなたから?と思えば別紙のとおり

公益財団法人 世界平和研究所会長、

発起人代表 中曽根康弘さんからです。

以下ずらりと並ぶ発起人の方々のお名前は・・半端じゃないですね。

 

いずれも喜んで、

気を引き締めて参加させていただきます。

きっと大阪の政治の話題で、

北岡教授からいろいろ聞かれると思います。

 

 

「北岡伸一さんの活動をお祝いする会」ご案内

※画像をクリックするとPDFファイルが開きます。