川口 章教授の「ジェンダー経済格差」は、
その分析アプローチや知論構築において、
いままでのこの分野での手法と異なり、
新しい試みによって明快な導路を拓いている。

男女の格差、性別分業などを語るとき、
もう数十年まえから、
男性の働き方の見直しが言われてきましたが、
一向に見直される気配もありませんでした。
そこで川口教授は、
なぜ男女の格差が生まれるのか、
そのメカニズムと相互依存の実態をデータ化して、
そこから克服のための道筋を説いておられます。
もちろんこの人間社会、
その理論通りにはいかないですが、
私にとっては、
新たな活動の資源として有効なものとなりました。
ジェンダー予算を真剣にやるためにも、
この本はFor 堺市財政局、ですね。