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ぼうふら 10月26日

おはようございます。
朝陽がキラキラしています。

昨日は父のたっての希望で
父のふるさとの岡山に行って来ました。家の留守は、
登美子さんと陽菜ちゃんにまかせて、弟たち、甥っ子夫婦、
ウチの子どもたちと。
高祖父の逸見東洋の漆彫刻を所蔵される林原美術館、
父も私たちも大好きな備前焼の窯元が集まる伊部に。

父が孫や甥っ子たちに、好きな焼きものを買ってやってくれました。

 

 

201510260101.jpg

私は、自分で「ぼうふら」という素朴な水差しを購入しました。

高さ10センチくらいで、ほんわかしながらも、ここにいるよ、
という存在感があります。
ふたを開けて一輪差しにもできそうです。

昔は、毎年出不精の父が、
年に一度のお墓参りと備前焼参りに連れてってくれたものです。
今は亡き母や弟の連れ合いの雅子さんとの思い出の地です。

父にとっては、おそらくこれが最後のふるさとという思いだったに
違いありません。
備前で父が買い求めたのは、ショーウィンドウにあった非売品の
観音像でした。
父と歳の変わらない、
少し認知症気味の店主(この方はやけに堺にくわしくて、
晶子の話や昔浜寺にお住いだったとか、聞けば、大阪大学出身)と
なぜか英語混じりの会話を交わしていたかと思うと、
しっかり値切って美しい観音像をゲットしていました。

観音像の柔らかなお顔は、亡き母にそっくりでした。

今日も一日、しっかり笑顔で過ごしたいと思います(^-^)/