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慰安婦問題解決合意 12月28日

敗戦70年。2015年12月28日。
日韓 慰安婦問題が急転直下の解決合意。
安部首相が、かつての日本軍の関与を認めた。
 

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この日を待ち望みながら、
何ひとつ償いを受けられないまま逝ってしまった
多くのハルモニたちの無念、
1992年、世界ではじめて自らが慰安婦とされたことを
スピークアウトした今は亡き金 学順(キム ハクスン)さんを
堺市の女性センターに招いて惨い事実を聞いた、
あの時のキムさんの声、言葉、姿を思い、天を仰ぐ。
 

堺市議会においても、数々の慰安婦とされた女性への
重ねての侮辱発言も三人の男性議員から繰り返されてきた。
うち二人は現職である。

私は、議会で軍の証拠書類や歴代首相の詫び状や、
キムさんの言葉を示し、また国連の勧告についても触れながら、
慰安婦問題は、戦争という人類最悪の暴力下、
国家によって行われた女性への性暴力であることを言い続けてきた。

わずか齢10歳代の少女が、連れ去られ、
布団もない木板の分娩台に両足をくくりつけられ、
夜毎何人もの兵士に強姦され続け、
万一拒否や逃げようものなら容赦なく殴る蹴るの暴行を受ける。
誰もが聞きたくない、見たくもない、そして関わりたくない性暴力。
 

外交上のけじめがついたとしても、
そんな扱いを受けた女性たちに真摯に寄り添い続ける必要がある。

かつての日本軍の慰安婦問題は、韓国だけにとどまらない。

今回の合意事項を達成するためには、
わが国の人種差別撤廃条約の完全批准やヘイトスピーチの根絶、女性の人権尊重など、政府は早急に対応する必要がある。

大阪府教育委員会は、慰安婦問題について朝日新聞問題の時、
府下の学校にわざわざ歴史資料を作成し、指導を要請してきたが、
今回の合意を受けて、どうするつもりだろう。

 

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あけの明星がにじんで光る。