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女性と子供にやさしい取り組み

おはようございます。
あたたかな光りが輝く朝です。

昨日、コンビニエンス・ストアの ファミリーマートさんと堺市が、
堺セーフシティ・プログラム推進事業の協力提携を結びました。
まず具体的には、成人向け雑誌の表紙にマスキングして
青少年の健全な生活環境を整えること。

 

 

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ポルノや性犯罪があふれる日本社会における小さな第一歩ですが、
ファミリーマートさんのご勇断と時代の先見性、地域社会との融合と貢献は
素晴らしいですね。
そして堺市も市長始め、市民人権局の職員さんの発想と実行力は
すごいですね。♪( ´▽`)

あらかじめ想定していますが、今の日本社会ではこういう、
あたりまえの施策にも賛否両論ありき。
私も30年、女性運動の中でいやというほど経験してきました。

表現の自由の侵害?
いえいえ、
これはもともと「成人向け雑誌」と堂々と標榜している雑誌ですから、
最初っから大阪府の青少年健全育成条例によって子どもたちには
販売できない雑誌。だからコーナーを分けています。

このコーナー、誰にでも、いやでも見えますよね。
多くの女性たちは顔を背けていたし、
言わないけれど不快に思っていましたよ。
男性もほとんどの方は、無視しておられるように見受けられましたが。
時々立ち読みしている人も。

ポルノ雑誌が暴力というなら、販売するな?
素晴らしいご意見ですね。本来は、おっしゃるとおりです。
民間の女性グループはそう言ってきました。
でも今回は、行政と民間のコンビニとの提携事業ですから、
あくまでも現行の法律に基づいて、履行しています。

まず、このようなポルノ雑誌を町かどのお店で24時間、
こういう形で販売できる国って世界にあまり例がありません。
ポルノは、性の商品化であり、女性の性や人権を侵害していますから、
女性への暴力と言えます。
人間本来の性について、つまり人間的な性愛であるエロスは、
なにものにも囚われず、規制されるものではありません。
これがポルノや人身取り引きとなると、明らかな性暴力となるのです。

残念ながら、我が国には、このポルノ規制は、
作る側の自主規制に委ねられているだけです。

だけど思うんですけどね。
規制や法律云々より、こんなものが莫大な利益をうんでいる、
需要がある現実。日本の性情報にかかる
男性の性の有り様を、一度みんなで冷静に見つめ、
問い直してみる必要があると思います。

今日は、堺市議会の予算総括質疑。重要な案件を質問します!

人生いろいろありますが、サクサクと!(^-^)/