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女性の視点から 4月21日

おはようございます。
堺は曇り空の朝、九州の被災地もお昼頃から豪雨の予報、
避難勧告も相次いでいます。

地震発生から一週間。空き巣や性犯罪が報告されています。
避難所に女性の視点が必要なことは、
21年前の阪神淡路大震災の時から言われてきたことですが、
長引く避難生活の中で発生する性犯罪については、
ほとんど報道されなかったために、
その実態を知る人は少ない。
避難所のトイレ、死角になる場所など、あるいは車への連れ込みも含め、
女性や子どもたちを性暴力から守る注意が必要です。

 

 

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鳥取県の婚活支援パンフが回収されました。
女性はもともと受け身の性、などという表現が不適切という抗議を受け、
マスコミに報道されてから平井知事が回収を決めたというもの。
内容を精査すると、このバンフには「男と女の恋愛心理学研究」という
ブログと一言一句違わない記述が見られます。
しかし、引用の表記もなく、これは女性差別の内容とは、
また別の問題を持つわけですが、
担当者や担当部局のジェンダーの意識がそもそも問われます。
こんな意識で婚活や子育て支援なんて、うまくいくわけはありません。
パンフの回収だけでなく、男女共同参画とは何かという研修が必要ですし、
鳥取県の男女共同参画の担当部局はしっかりされていますから、すべての印刷物は、ジェンダーの視点でチェックされるべきです。
このジェンダーチェックの指針は、国も定めています。
鳥取県は、防災会議の女性委員が日本一多い素晴らしい県です。

少し驚きましたが、行政が発行するバンフは、
イラストも含めて男女共同参画の視点を持つことはもう当たり前ですね。