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重度重複障害者の現状 8月22日

こんにちわ。
台風9号が北上し、関東、東北、北海道地方の皆様に大きな被害が
出ています。心からお見舞い申し上げます。

私も朝一の日課にしているFacebookの投稿ですが、ログインできず、
事務局の永井さんに復活してもらいました。ありがとうございました。
m(_ _)m

さて今日は、障害者団体の皆様と竹山市長に陳情に行って参りました。

 

 

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重度重複身体障害者の入所施設は、現在堺市健康福祉プラザの
ベルデ堺に50床。

建設までの間、増床を再三議会で訴えたものの、がんとして増床は
されなかった。

仕方がないので、お母さん方は自分たちでグループホームを立ち上げて
おられますが、運営補助金が国の知的障害者の規定に準じているため、
通所では、ケアの担当者が1人で4人の重度重複障害者を、
ショートステイでは、1人で6人のお世話をする分しか手当てされていません。

1人の重度重複障害者の方の場合、少なくても食事介助に2人、
入浴介助に3人は必要ですから、8人の障害者が通う結果として、
グループホームで年間1千万円、ショートステイで600万円の人件費の
赤字が発生しています。

このままでは、高齢化して、自らが病気や認知症になっている
親ごさんたちの生活と、重度重複障害者の子どもさんの介護を
引き受けるグループホームの運営も立ち行かなくなります。

堺市では、これまでにも前向きに、重度重複障害者のセーフティネットを
守るため制度の創設など、果敢な施策を実施して来られましたが、
そもそも国に重度重複障害者のための制度がないのです。

今議会で、法制の整備を求める意見書を提案するつもりです。

今日の障害者団体とは、女性団体の福祉部の皆さんとが
もう60年のおつきあいです。
私ももう30年。共に歩んできた同胞として、私にできることは、
持続可能な福祉政策の確立です。

今日は、竹山市長をはじめ、小椋局長、長尾課長などじっくりと
お話しを聴いて下さり、あたたかさを感じられたと、
団体の皆さんがおっしゃっていました。

ありがとうございました。