大阪)土壌調査、通報2カ月後 堺市の六価クロム問題:
朝日新聞デジタル
昨日の堺市議会の総務財政委員会で、この問題についての質疑が
行われた。
環境局、建設局は、本来なら総務財政委員会の所管外であるが、
市職員の職責や連絡のやり取りを検証するという見地から、質疑を認めた。
この問題は、市民の健康や生命に関わる重大な問題で、
既に今月の8日にはマスコミ報道があった。
議員には、報道の直前に当局から連絡があった。
昨日の総務財政委員会は、報道から3〜4日たっているにもかかわらず、
担当課長らの答弁は、市長や局長の答弁とは、かけはなれていた。
私は当委員会の委員長なので、発言も質問もできないのだが、
私なら、聞いただろう。
トップは、担当課長らにどんな具体的な指導をしたのか?と。
あの答弁の様子では、問題の本質さえ理解されていないと感じた。
私もいくつかの団体の代表を務めているが、こういう危機管理は、
一から百まで徹底的に何度も言い続けることが重要だ。
病人やゲカ人に対する処置や対応、雨が降ったら、床が滑るので、
マットや雑巾の段取り、救急搬送の段取り、障害者等の対応のための研修、
もちろん火事や地震など、いざというときの誘導のために、
スタッフの靴はスリッパやつっかけ、ヒールは禁止している。
何よりも私への連絡。重大な事故に至らなくても事後ではなく、
そのときに。ヒヤリ、はっとした時も、必ず。
今はSNSの時代。とにかく連絡が来るようにすることは簡単なことだ。
役所や公共施設、公道などの公的空間は、必ず誰かが常に相当な注意を
払っていなければ、事故が起こり、市民が傷ついたり、健康被害を被って
しまう。
基本的にそういう責任感のない姿勢を正す必要がある。
側近を信頼するのは当然だが、人の健康や生命に関わることについては、
ダイレクトにトップに連絡する回路を作ることが必要。
議員として、単にこのような問題を行政に指摘するだけではなく、市民の皆さんからのSOSが、議員の誰にも届かなかったことを考えて行きたいと思う。
この問題の解決とともに。
何せお互いのコミュニケーションは、一から百までです。