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日本相撲協会は、古い因習を捨てよ 4月5日

わが国の国技であるとして、私たちの税金から
大金の補助金を受けながら運営されている日本相撲協会。
プロの大相撲。

日本相撲協会は、女性を土俵に上げないことを「伝統」としてきた。
なぜ女性を排除するのか?という問いに「伝統だから」の一点張り。

なぜ女性を土俵に上げないのか。
神聖な土俵だから、穢れている女性は上げない。
なぜ女性が穢れているのか?
女性の月経血や産褥血を穢れているとする
最近まで地方にも残されていた、いわゆる「赤穢れ」という
差別的な「伝統」ではなく、古き悪しき「因習」もしくは「慣習」である。

女性の月経血や産褥血無くして、あなた方はどこから生まれてくるのか?

女性の月経血や産褥血こそ、生命を生みだすもっとも
神聖とされるべきものだ。

長年この問題、様々な女人禁制の問題に取り組んできた私は、
すでに堺市議会でもこの問題を取り上げ、
堺市は、日本相撲協会に改善を申し入れた。

ここ数年の日本相撲協会の八百長事件や暴力沙汰、
協会組織のゴタゴタもこういう人間の基本的な考え方が
古い因習を引きずったままであることが、そもそもの原因だと考えられる。

全国わんぱく相撲大会も都道府県大会の優勝者が女子だと、
最後日本国技館で開催される決勝戦には出られない。
女子という理由だけで。

私たち女性からすれば、日本相撲協会は、何様?であるか、というところ。

政府も自治体も、こんな差別的な因習を踏む日本相撲協会関連の
催事に公金を投入することは許されないのではないか。

この男女共同参画社会実現をめざし、女性が輝く社会実現を本気でめざすなら、しっかりと指導することが求められる。

だから相撲は、オリンピックの種目になれない。
女子相撲を行う84カ国からも、なぜ国技館の土俵に
女性が上がれないのか、とブーイングが出ている。

そして昨日、舞鶴市長が倒れたにも関わらず、
救命措置をする女性を降ろす。

一体何のための誰のための「伝統」?なのか。

単なる根拠のない悪しき「因習」は捨てるべき。

今月15日、日本女子相撲連盟が主催する国際女子相撲堺大会が、
堺市の大浜公園相撲場で開催されます。

相撲が好きで、必死でがんばる女子相撲を一度ご覧あれ。

私も相撲ファン。いつかこの日本の国技をオリンピックの種目にしたい、
そんな使命を持って、日本女子相撲連盟の顧問を引き受けている。

誰ひとり置き去りにしない、というSDGsの理念は、
セクシュアリティにボーダーを持たないことが基本。

こんなわかりきったこと、国際社会の常識をみんなで学びながら、
相撲というよきスポーツを清々しく楽しめるようになりたいですね。