昨日は、堺市立男女共同参画センターの
オープニング記念式典と愛称のお披露目式が行われました。










創立から38年目。今年4月から女性センターから
男女共同参画センターとなり、新たな時代への扉を開く記念式典でした。
瀧口館長はじめ、センターの職員さんや市民人権局、
市教委の職員皆さんが総出で、心あたたまる式典となりました。

38年前の婦人会館竣工式の看板が登場し、
3700を超える愛称応募の中から選ばれた「コクリコさかい」の除幕式。
竹山市長が、式服で主催され、
このセンターへの市長の思いを感じました。


38年前からさらに遡って、27年間もの婦人会館建設運動を行い、
当センターの建設を実現した堺市女性団体の先輩諸姉や
多くの市民の皆様の思いを尊重してくださっているんだな、
と嬉しかったです。




記念講演は、作家の谷村志穂先生。
相変わらず、なんと素敵で魅力的な先生。
惚れ惚れしながら、お話しに引き込まれました。
新刊の「移植医たち」という作品を紐解きながら、
これからの世界における差別が人類の進化を妨げること、
人生において新たな扉を開く人は、ぶれない一点を持ち、
たとえば移植医なら、目の前にいる瀕死の患者が、
臓器移植しか助かる方法がないとしたら、どんな批判をも覚悟して、
助けようとする、その一点が大事なんだと。
本当は、この新刊のタイトルを「とびら」にしたかったくらいだと
お話しくださいました。
堺の男女共同参画センターのような所は、
なかなか他にはないと思います、ともおっしゃって下さいました。
コクリコは、雛罌粟と書き、ひなげしやポピーの花のこと。
堺生まれの与謝野晶子がパリで歌った歌です。
堺の男女共同参画センターにふさわしい名称ですね。

私は、議長として式典に参加し、お祝いのメッセージを
述べさせていただきました。
除幕式の頃から雨が上がり、光がさしました。
思わず空を仰ぎ、亡き母山口彩子や
先輩諸姉の笑顔に触れ、感謝をしました。
市民の皆様、竹山市長、中谷教育長、瀧口館長、
谷村志穂先生はじめ皆様、本当にありがとうございました。
おめでとう!コクリコさかい!