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土師淳さんの23回忌に寄せて 5月24日

兵庫)土師淳君の父が手記 神戸児童連続児童殺傷事件:朝日新聞デジタル

23年前のあのサカキバラセイトと名乗る少年による
残忍な事件の衝撃と震撼と恐怖と深い悲しみと怒りは、
生涯忘れられない。

父親である土師守さんとは、犯罪被害者あすの会の集会で出会い、
堺市にも昨年ご講演にお越しいただいた。

 

大切な愛する家族を殺されても、
当時の司法は全く被害者に寄り添うどころか、
むしろ傷を抉らんばかりのものであり、私は驚愕しました。

なぜわが子が殺されなければならなかったのか、
理由も知らされず、裁判にも参加できず、ほとんど手当もない。

 

その司法を変えたのは、犯罪被害者の当事者の方々だった。

堺市議会として、司法改正の意見書を提出し、
堺市女性団体としても署名運動に協力し、街頭にも何度も立った。

けれど淳さんは帰ってこない。

今、法は犯罪被害者の権利擁護ができるけれど、
こんな犯罪そのものが根絶されなければならない。

須磨の海の見える丘に眠る淳さんのご冥福をお祈りします。