60代からUNHCR国連高等難民弁務官を務められ、
JICA総裁も含め、難民が発生している現場へ駆けつけて、
ゲリラとも膝をつき合わせて交渉してきた緒方貞子さん。
アフリカを放置して、人類の未来はないと...
力を入れてきた緒方さん。
人間の安全保障の概念と枠組みを作られた緒方さん。
本当に日本女性の誇り。世界の誇りである緒方さんでした。
日本では、緒方さんの顕彰が少なすぎましたね。
私たちには、常に叱咤激励。背中を押してくださいました。
東大での講演会でも、学生さんたちに、
厳しく世界を見て考えなさいとおっしゃっていました。
英語のやりとりでした。なんのために最高学府で学ぶのかを考えなさいと。
空爆はダメだときっぱり。
とにかくすごい方でした。毎日フランス語を2時間勉強されていました。
自分がくじけそうになった時、緒方さんの命がけのお姿を思い出し、
励まされてきました。
自分だけの幸せだとか、自国だけの幸せなんて有り得ないと。
緒方貞子さんの思いや姿勢をみんなで引き継いでいきたいと思います。
心からの感謝を込めて、ご冥福をお祈りします。

