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O-157学童集団下痢症を忘れない日 7月12日

おはようございます。

庭のセミが本格的に鳴き始めた朝です。

今日は堺市のO-157学童集団下痢症を忘れない日です。

1996年の今日、堺市の7892人の児童を含む9523人の市民が
学校給食が起因と見られるO-157に感染、発症し、
当時3人の児童の尊い生命が奪われてしまい、
また19年後の2015年には、当時の後遺症のために
お一人の生命が奪われました。心から哀悼の意を表します。

 

あれから25年。これまで様々なことがありました。

「Tax payerの公平性の観点から追悼と誓いのつどいを
やめるべきだ」と言ってきた理事者や
「役所の玄関口に墓石を建てるのか?」との給う議員もいました。

こんな話を亡くなられた方々や御遺族が聞かれたらどんな思いをされるか、私は怒りを持って「二度と言わないで下さい。」と申し上げ、
以後無視してO-157の政策を進めてきました。

ずっと誠意を持って生命に寄り添って「追悼と誓いのつどい」を
続けて来ました。市民の生命を守り、生命に寄り添えないような
自治体行政や議会なんて、全く存在価値も意義もありません。
第一義の使命です。

昨年は、岸田衆議院議員がつどいの前に「誓いの碑」に
追悼するためにお越しくださいました。写真はその時のものです。

今年も「追悼と誓いのつどい」は午後2時から開催されますが、
コロナ禍のために式典は人数が制限され、時間も短縮されます。

市民の皆様の献花は、午後3時からです。堺市役所本庁の
誓いの碑の場所で。

コロナ禍の上に、観測史上最大の豪雨災害に襲われている中、
あらためてこれからの「生命と生活を守る政策」を真剣に考えています。

あの日からずっと空から聞こえてくる女の子たちの声。
「おばちゃん、あたしは何で死んだの?
なんで死ななきゃいけなかったの?」

ごめんなさいね、と言い続けながら、尊い生命を奪った事件を
せめて風化させない、二度と同じ轍をふまない誓いを続けています。

私たちは忘れない、あなたのこと。

 

 

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岸田衆議院議員にO-157学童集団下痢症の説明をさせていただきました。

 

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しっかりとお聴きくださいました。

 

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誓いの碑に追悼された岸田衆議院議員。