おはようございます。曇り空の寒い朝です。
昨夜のNHKのニュース番組で、塩野七生さんが、
世界中のコロナ対策が万全ではなく、
政治家が無責任であると厳しく指摘されていました。
ちょうど塩野さんの新刊書を読んでいる最中でした。
私がベネチアが大好きになったのも塩野さんの「海の都の物語
〜ヴェネツィア共和国の一千年」全6巻や「ルネサンスの女たち」の
おかげでした。
ベネチアがフィレンツェが消えた後も3百年も生き続けた理由。
単に国家として生きたのではなく、カナレットの美術、
ヴィヴァルディの音楽、ゴルドーニの喜劇などの文化文明を生み出し、
これらを支えた豊かな経済力を創りだした理由を塩野さんは、
緻密な史実研究から、教えてくれます。
そのいくつかの理由の中で、ポイントを上げるとすれば、まずは、
世界貿易、交易。常に世界をみていたこと。
そして無益な戦争に極力巻き込まれないよう「聡明な大人」の対応を
してきたことです。
拙速な改革を唱えて、暴れ回り、覇権争いをする政治は短命であると、
塩野さんは1500年の歴史のファクトから、断言されています。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶと言いますが、政治家や為政者は、必ず歴史に学ぶべきですね。
と思って、自分も学んでいます。
その歴史の中で近現代から生まれてきた女性の目覚めと気づき、
そして活動であるフェミニズム。秀逸な大図鑑が出版されました。
持続可能なまちづくりは、人が人らしく生きられる社会ですね。
仕事始めの昨日から、とりわけお世話になってきた市民の方々からのSOS!
しっかりと対応します。
では今日も清々しい一日を!

