おはようございます。
日々、様々な市民相談をいただきますが、近年、
コロナ禍に関わらず深刻なご相談が増えてきていました。
その都度、堺市の相談機関や弁護士などの専門家、
あるいは警察等の司法機関と連携して救済、支援、寄り添い、
フォローをしてきました。
堺市女性団体は、堺市の市民団体として最も歴史があり、
この堺市に堺市立婦人会館(現在の男女共同参画センター)を
自ら建設募金を集め、堺市、大阪府、国に要望活動も行い、
建設の実現を果たしました。またハコモノだけではなく、
市民の皆様の人生が豊かになるように、
生涯学習の場を堺市と連携して開講してきました。
現在は、事業の担い手は民間事業者に変わっていますが、
堺市女性団体は、創立当初から、73年間、
とくに女性や障がい者の方々からの様々な相談、離婚、結婚詐欺、
子育ての悩み、相続など、DV被害者の相談も今に始まったことではなく、
対応してきました。
今では、男女共同参画センターや堺市の事業として様々な相談業務が
行われていますが、相変わらず、女性団体に寄せられるご相談も
多々あります。
もちろん議員としてもご相談を受けます。相談者から、真夜中や早朝に
電話をいただくことも、突然事務所や自宅に来訪されることもあります。
それぞれの内容によって、すべて対応は異なりますが、いずれにせよ、
とにかく迅速に救援と問題解決をすることが大事ですので、
平日の9時から5時、土日祝祭日は対応できないというような、
主にお役所仕事のフォローをもボランティアでしてきたところもあります。
介護や障がい者の問題もそうで、介護保険制度や障がい者支援制度が
対応できないインフォーマルサービスを女性団体の福祉部が
担ってきました。
こんな活動を行政の方がしっかりと知っておいていただくことは
大切です。
男女共同参画社会の実現のためには、社会的脆弱な立場にある
市民への支援や寄り添いは、欠かせないのです。
堺市の男女共同参画センターが、女性団体を中心とする市民の
強い意志と40年前に6600万円もの市民の浄財によって建設された
ことの意味をよく理解し、現在の男女共同参画センターが
行なっていることの現状、それが市民の皆様にどのような
貢献と影響をもたらしているかという役割の意義を再確認する
必要があります。
また内閣府が推進している災害対応についての
男女共同参画センターの新しい役割についても堺市は、
市民の皆様のために実行する必要があります。
深刻なご相談が急増しています。
大事なことは、一人の市民を救うためには、堺市、民間問わず、
民官産学みんなで力を合わせることだと考えます。
実働が必要です。