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緊急事態宣言の延長は当然。大阪の医療の現状とやるべきこと 5月6日

 

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生きるか死ぬかの病状の人が運ばれる三次救命救急病院。

大阪ではその4分の3に当たる病院のICUがほぼコロナ患者で満床で、
それでも足りない状況。

コロナ患者以外の重症者の受け入れや

治療、入院や手術もできない現状。

手術をしても、術後のフォローができないから、という理由です。

入院が必要な2次医療の救急もストップしている。

体調が悪くPCR検査で陽性が判明しても1割の人しか入院できていない。

今、三次救命救急病院に運ばれてくる人の大半は、自宅待機中での急変。

自宅待機中に亡くなる方も続出。

三次救命救急病院の友人の医師がおっしゃる。

「自宅待機中の人々の訪問医療もしくは訪問看護ができないか。

自宅待機中の陽性者の症状も軽症、中等症など様々だが、
医療従事者等による症状の把握とトリアージをする必要がある。」

病床数や医療従事者の不足だけを見て緊急事態宣言の
期間がどうのこうの言っている場合ではない。
宣言の延長など当たり前です。

もう一つ大切なことは、コロナ患者以外の重症者が、
どのように対応されているか、
特に終末期にある患者や手術が延長されている患者さんたちの
実態をしっかりと情報公開すべきです。

コロナ患者の対応に追われて、コロナ以外の重症者の生命が
失われることはあってはならないのです。どちらも救うべき生命です。

だからもっと総合的に対策を打つべきです。

そして自宅待機者への診療です。

これはもう、医師会の開業医の先生方にお願いするしか
ないのではないでしょうか。

ワクチン接種もすでに医師会の先生方にお世話になっていますが、
とくに一人暮らしの陽性者の方々への対策が急がれます。

それがにわかに無理なら、酸素濃度計測器を貸し出して、
90を切ったら即SOSの連絡ができるようにするとか、
やれることはあるはずです。

 

テレビに出るなら、首長はこの現状をしっかりと府民や市民に
伝えるべきです。

ワクチン接種の予約が取れないことについても市民に詫びるべきです。
そして少しでも、市民の皆様が安心できるよう、次の具体策の説明を
すべきです。

なんか、同じことばかり言って緊迫感や逼迫感が全く伝わっていません。

だから、人流の抑制すらできないのだと思います。

緊急事態宣言を延長する際、もっと強い外出抑制とそれに関わる
支援策を整備するべきです。

医療現場や介護現場は、生命を守るために大変な状況で、
それでも必死に治療を行なってくださっています。

医療従事者がダウンされたら、大変なこと。

今、コロナに感染したら行き場がないということを胸に、
しっかり自身から感染予防をしようと思います。

市民の皆様もくれぐれも感染防止を宜しくお願い申し上げます。