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広島市教育委員会を訪ねて 文教委員会視察 8月2日(火)

今朝は、下りの新幹線が40分ほど遅れていると、

Sさんが早朝にメールを下さいました。

昨夜の静岡県の震度5の地震の後の点検のためだそうです。

新大阪駅9時30分集合。
広島市議会にて、

広島市教育委員会の方々から2学期制の説明と

ひろしま型カリキュラムについて、ご説明を受けました。

 

 

文教委員会視察第一日広島市立学校の二学期制について

文教委員会視察第一日広島市立学校の二学期制について

 

広島市教育委員会の課長、課長補佐から学びました!

広島市教育委員会の課長、課長補佐から学びました!

 

 

さすがは全国で子どもの学力が7位。

下から2番目の大阪府堺市とは、

発想から、実行力から随分と違うようです。

公立の小中学校で、

これだけの英語教育と、

言語数理学科をそれぞれ教育委員会が、

綿密な子どもたちの学力実態を調査したうえで、

何が必要かを検討し、
広島大学や、小中学校の現場の先生方とも協力して、

テキストを独自に作成し、
新しい時代に即した英語教育をなさっています。

今回学習指導要領の改訂による、

文科省からの「外国語教育はやらない」と決め、

もっと有効な英語教育を5年間の準備時間をかけて

スターとされました。
なぜなら広島市では中学校で4割の生徒が、

英語が嫌い、ついていけないという実態が

あったからということです。

すごいですね。

さらにすごいのは言語数理学科ですよね。

子どもに考える力をつけるためのまた、

おもしろいテキストを独自に作成されています。

こんな教育が公立の学校で受けられるなんて、

堺市では残念ながら考えられません。
子どもの学力を伸ばすのは、

やっぱり面白い授業にあると、断言されました。
教員がそのことを考え、

自分自身が楽しめる授業になってもらわないと、

ということでした。

 

 

広島型カリキュラムも

広島型カリキュラムも

 

 

広島市教育委員会の中に、

どなたか素晴らしいキーパーソンがいらっしゃるのです。
また広島市では教員の人事権は当然、市が有しており、

堺市のようにいまだに教員に人事権が、

大阪府から移譲されていないというのは大問題です。
新採の採用権だけでは意味がありません。

広島市では、

ですから2学期制でも、

校長先生が3学期制が望ましいと考える場合、

それでもかまわないということになっているようですが、

それだけ一定の権限を校長が持っているわけです。

 

 

二学期制は相当、教員のやる気がないと、実施はむずかしいですね。

二学期制は相当、教員のやる気がないと、実施はむずかしいですね。


 

思うのは、

広島市の教育には信念がありますね。

子どもが主役になっています。
堺市は残念ながら、

国に言われたら、ハイハイとバタバタはしていますが、
信念やオリジナリティーが感じられません。

個別にみると、

先生方の中には広島に負けないような先生方、

いっぱいいらっしゃいますけどねえ。

2億2千万円で、

これだけの教育を実施しておられます。
堺市もちょっと真剣にやらないと。

と痛感した、視察の初日でした。