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安全なエネルギー対策特別委員会 12月21日

午前10時から、本館12階委員会室にて

 


委員会風景

 


この特別委員会も研修会や視察などを重ねてきましたが、

今日当局との質疑をおこないました。

6人の議員が質問をしました。

 

委員長として私は自分の質問ができませんが、

今日の委員会を振り返ってみて、

福島原発の事故後、もう9カ月になろうというのに、

堺市ではエネルギー問題について、

確固たる指針や計画などが策定できていない。

環境未来都市、といっても具体的な庁内体制すらいまだにできていない。

 

その理由としては、

国が確固たる指針も計画も示していないというのが

大きいんだとは思いますが、

国なんか待ってても仕方がないと思います。

当然、法律に基づいて施策が実行されていくわけですが、

最低限、「堺市」としてのエネルギーをどうしていくのかは、

早急に根を詰めてやるべきです。

 

関西電力に今年の冬は電気を10%節電してください、

と言われれば、役所のあちこちの電気を消したり・・。

それだけでは、主体的に市民の暮らしを守ることはできませんね。

 

今日の委員会では、

議員からほぼ同じ方向性の意見や提言がなされました。

堺市独自のエネルギー政策を展開しよう、と。

 

委員会は午後1時35分ごろに終了しました。

次回は2月15日と3月27日です。

 

2月15日は、エネルギー関係の企業や

消費者団体なども招請して、

公開の懇談会をもって議論することになりました。

 

けっこう厳しい会議になると思います。

 

それこそ持続・発展可能なエネルギー政策と、経済政策。

また何よりも大切なのは市民の皆様の暮らしの安全と安心ですから。

 

経団連のどなたかが、

300年後の人類のために原発が必要だ、

とおっしゃっていましたが、

このまま原発頼みの電力需給では、

また他の原発が事故を起こしたら、

300年後の日本の人口など激減ですよ。

目先の利益を追う人たちには「人の命」が見えていません。

人の命より、自分たちの「お金」が大事ということです。

 

何の意味があるのかしら。

何の責任を果たせるというのでしょうか。

日本の企業力も政治力もが急降下してるのは、

こういうおじさんたちが戦線を張っているからです。

 

東電や、ほぼ独占企業である

エネルギー会社のお偉方のおじさんたちが、

どれほど傲慢かは驚くべきものがあります。

 

某ガス会社の本社の総務部長さんなどには、

一昨年ですがほんとに辟易としましたね。

あんた何様?というところ。

勘違いも甚だしい見事な方でした。

そこで私が切れなかったのは、

堺市にある某ガスの支配人が、日々私たち消費者と共に、

本当にご尽力いただいていて、その方が同行して下さっていたからです。

 

2月の委員会にはぜひあの方にお越しいただきたいですね。

 

原油価格やLPGの価格が値上がりしていると言えども、これほどの円高。

それでも電気代も値上げの連続。

理由を聞かなければなりません。

 

エネルギー会社でありながら、

その傘下にある企業や関連会社がどれほどあるのか。

 

今後はエネルギー会社そのもののあり方を、

根本的に考え直さないといけませんね。