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第2回堺市バリアフリー化検討委員会 1月9日

午前10時から本館6階大会議室にて。

前回の会議では、

メインの案件である重点整備地区の設定について

当局からの提案がありましたが、

事前説明もなく、2地区が選定されており、

会議をやりなおすことになり、

今日の会議が開催されました。

しかしながら、結局は昨年中に、

その二地区の駅や周辺の生活関連施設や、

生活関連経路についての当時者団体の

市民による調査が行われました。

 


バリアフリーの当会議には

障がい者団体の方々が参画されていますが、

視覚、聴覚障がいの方々には、

会議そのものの発言が聞こえにくかったり、

わかりにくいという意見が出され、

こういう会議での発言も慣れておられない方がほとんどです。

けれども三星委員長が、

深い配慮をなさり、

必ず皆様から発言をしていただくようにされておりますので、

当時者団体の方々は、

しっかりと発言の機会があります。

 

 

前回の会議で、

私から、二地区選定についての経緯が不明瞭であることや、

参画している委員が判断するには準備不足であることを述べ、

また鉄道事業者に対して、

車いすを利用している方々からの意見を代弁し、質問しました。

電車の車輌とホームの垂直段差、

車輛とホームの隙間の距離について、

また車輛内の車いすスペースや、

電動車いすやハンドル式車いすへの対応について。

最後には駅の無人化の問題について。

 

 

駅の無人化については、

JR、大阪市交通局、泉北高速鉄道は「なし」。

南海鉄道は堺市内で4駅。

という回答がありました。

この回答に対し、意見を申し上げました。

JRさんは無人駅はないものの、無人に等しい、

駅の事務室のシャッターが閉じられている時間帯があること。

南海鉄道の駅に無人化については、

南海さんは、万一ホームに人が落ちた場合には

非常ボタンをおしてほしいとか、

いろいろ一方的な企業利益優先だけの回答を

相変わらずされていました。

これについては新バリアフリー法に

抵触する可能性があると申し上げ、

たとえば毎日のように多発している

痴漢犯罪についてどうするのか?

など事例を挙げた上で、

最終的には

「無人駅はあってはならない、早急に改善を求める」

と申し上げました。

公共鉄道事業者の基本的なスタンスが間違っています。

 

続いて、二地区の調査結果のまとめが報告されました。

報告について当時者団体の方々から、

たくさんの貴重な意見がありました。