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活動日記

国際女性デー2013 3月9日

土曜日の午前10時から、女性センター全館にて。

堺市が主催する初めての国際女性デーのイベントが
女性センターで開催されました。
1階から3階まで、空いているスペースがすべて利用され、
パネル展示やマーケット、
 リラクリゼーションブースでは、
アロマオイルによるハンドマッサージなど、
子育て相談コーナーやDV・こども虐待相談コーナーもあり、
落語コーナーまで。
お楽しみやサポート満載の関連イベントが行われました。

 

 


パネル展示は、国際女性デーの紹介や。
ジェンダーギャップ指数の推移や国際比較、
昨年UN Womenのミチェル・バチェレ事務局長が
来堺されたときの記録や国連機関の活動の紹介など。

 


またマーケットでは、
女性の力を活用している堺市内の企業や団体が
実際の販売活動を行い、
女性の視点が活かされた商品などが紹介されました。

 


午後からは3階大ホールで記念シンポジウムが行われ、
ILOの駐日代表である上岡恵子さんや堺商工会議所の前田会頭、
UN Womenのミユキ・ケルクホフ所長代行が、
「女性の力が日本を救う 〜UN Women「Weps」拡充による女性の躍進〜」というテーマで、
堺と世界の視座が同時に盛り込まれた、
これからの日本経済の再生に女性の活用がなぜ必要か、
それが実現したらどんな社会になるか、などたいへんに楽しく、
厳しい現状を打破していこうという内容の話が聴けました。

 


ミユキ・ケルクホフ所長代行が、
「オランダでは、若い男女が二人で家事育児をすることはクラッカー」・・・・。
「あたりまえだ」・・と、前田会頭の前田製菓の「当たり前だのクラッカー」にちなむ洒落を連発されたので、会場は大爆笑。
「ワークライフバランスを望むのもクラッカー」と。

 


前田会頭は
「これからの日本経済の持続可能な再生と発展のためには「企業文化」の変革が必要。現段階での企業文化はやはり男社会。企業文化を変えるには男性の意識を変えることが必要だ。時間がかかってもその取り組みはあきらめずにやり続ける必要がある。」
と力強く結ばれました。

ILOの上岡駐日代表は、自らの人生のなかで、「女の子だから大学に行かなくていい」という考え方の親に育てられ、それでも自分の人生に果敢に挑戦し続けてこられた話から、
ILOは働く人にとってのディーセントワークを推奨しており、その基本にはジェンダー平等があることを説明されました。

私はコーディネイターを務めましたが、
90分ではもったいないシンポジストの皆様とともに、
基本的な話の上に、一歩前進した内容になったと感じました。

 


最後には、
リバージュという女性社長が経営する会社が、
国際女性デーの文字の入ったバウムクーヘンを1本ご用意され、
前田会頭や狭間副市長がケーキカットをされた後
参加者にふるまわれたり、
女性経営者ならではの発想とサービスに
会場はあたたかな雰囲気に包まれていました。

ミモザの花も飾られ、
素敵な堺市の国際女性デーでしたね。

UN Womenの「One Women」というきれいな歌も流され、
皆さんは気づいていないかもしれませんが、
堺でのこのような啓発事業は、
他の自治体よりかなり進んでいるんですよね。
さすがは、堺市、というわけです。