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大藪順子さんのご講演 大盛況

堺市の3課協働の講演会。

女と男のフォーラム第1回人権教育セミナー

犯罪被害者支援事業。

 

午後2時から、

市民会館小ホールは満席を超え、

「どうしても」という市民のために市の職員はほぼ立ち見だった。

普通なら会場の外でウロウロしている職員が多いのに、

ほとんどの職員が真剣に大藪さんの話に聞き入っていた。

 

性暴力のサバイバーの講演会は、

サバイバーの状況によって男性が参画できない講演会も多々ある。

 

大藪さんは落ち着いた声で、

わかりやすく「被害者」の立場から、

きちんと話をされました。

会場に男性も多かったことは、

いいことです。

強姦や痴漢という行為がいかに

女性を傷つけるのか、

何が問題なのかが具体的に話されました。

 

もう一つ大切なのは、

このようなレベルの高い講演会を企画、実行した行政側が、

3課協働でやったということ。

人権推進課、男女共同参画課、市民協働課。

3課とも市民人権局なので、

市民の立場からすると、当たり前のことなんですが、

役所はまだあたりまえじゃないのです。

部長、課長級が積極的に、お互いの壁を取り払い、

うまく役割分担できなければ成り立たない話。

役所では珍しい光景なのです。

たいていは、

「うちじゃなく、あっちです。あっちがやればいい」というのが常。

 

そして、

普通はこういう講演会は、

いくら広報堺とかに掲載しても、

堺市のホームページに掲載してもなかなか、

こんなに超満員にならない。

担当3課が努力したのです。

すばらしい!

大藪さんのような、

ふだんはアメリカにいらっしゃるような講師を探してくるには、

担当者が常に、ジェンダーを勉強し、

市民にいい話をしてもらえる講師はいないかしら、

といつもアンテナを張っていないと見つけられるもんじゃない。

しかも限定された講師料の予算の中で、

という条件をクリアするには、

交渉力が必要。

きっとどなたかキーパーソンがいるにちがいないのです。

これからもどんな企画が出てくるのか、

楽しみですね。

「縦割り行政」という難点を克服する、

第1歩を実行していますよね。