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女性センターのつどい 9月10日

今日は女性センターが主催の、

センター誕生32周年の記念事業が行われました。
記念講演会が行われました。
講師は、浪曲師の春野恵子さん。

 

 

本日の講演者(春野さん)との2ショット

 

 

唸りましたね。

すばらしい講演と浪曲「天狗の女房」。

 

 

春野恵子さんの講演

 

 

いよっ、まってましたあ!    たっぷり!   日本一!など浪曲は大衆芸能だから皆さんの協力が必要、とお客側の声のかけ方も伝授されました。

 

 

大勢の参加者で満員!

 

 

声の出し方も、裏声はダメよ、と会場の皆さんと練習。
説得力のある声をしっかり出すことが必要だそうです。


春野さんは東京大学を卒業され、憧れの暴れん坊将軍や、

時の映画に出演される俳優さんでしたが、

29歳の時、自分の人生は浪花節だ!と生涯の仕事を

浪曲に決定されたそうです。東大出の浪曲師です。

 人に何と思われようと、どういわれようと

自分の決めた道に進みたかった、

ただタレントや有名になることに憧れているなら

別の道に行っていたかもしれないが、

どうもこのままいくのは違和感があった・・と

春野さんの正直な思いが明快に語られて清々しい思いがしました。

 

 


時代劇とミュージカル、とくに暴れん坊将軍が大好きです!

 

 

今日は熱心な市民の皆さんと共に、

行政からも教育長や部長さん、教育センターの所長さんや

男女共同参画推進部や市民人権からも部長や課長が参加されていて
熱心だなあと感心しました。

春野さんは堺市のシティー9のナビゲーターでもありますが、

テレビより実物の方がキレイな人でした。
カッコイイ!女性です。

女性センターが建設されたのは昭和55年、

オープンがその年の8月31日。
今から32年前のことです。
その32年前からさかのぼって27年間にわたり、

堺市女性団体協議会の先輩諸姉が

婦人会館の建設運動を行ってくれました。

女性団体第4代委員長であった故山口彩子委員長の時に、

一口千円の大型募金運動を行い、

なんと当時、7700万円もの募金を集め、

3万3千人の署名を2回行って堺市に婦人会館建設条例をつくり、

その募金を堺市に寄附して、さらに文部省や大阪府とも交渉し、

やっと建設が実現したのです。

今でも7700万円も集めようと思ったら大変なことです。

こんな歴史を知らない職員さんも増えてきています。
堺市女性団体から、草の根の女性の政治参画が始まったのも、

婦人会館建設という大きな目標があったからです。

32年前の婦人会館の竣工記念式典が、

3階の大ホールで行われた時には、

当時の我堂市長をはじめご来賓も女性団体のメンバーも、

みんな靴を脱いで舞台壇上に上がったそうです。

ホールも研修室も机やいすを引きずらないように、

みんなで気をつけて、大事に大事に、この32年間使用してこられました。

公共施設ではありますが、

建設の経緯にはこのような、堺市女性団体の思いと

行動があってこそ実現された施設なのです。
本当に日本にも、世界にも例のない施設です。

そして建設目的であるジェンダー平等と女性のエンパワメント、

男女共同参画の生涯学習の施設としては、

本当に大成功している施設と言えます。
UN WOMENの日本事務所も設置され、

宿院の閑静な寺町にありながら、

年間の利用者数は市内でも有数。

今日はその記念すべき日でした。


今日は、同会派の池尻議員が

百舌鳥の布団太鼓のお祭りにお誘いくださっていましたが、
こんなわけでお祭りに寄せていただくことができませんでした。
(ごめんなさい)

浪花節は日本のゴスペル?!
文屋ハンナさんと春野恵子さんのコラボも面白そうです。
楽しみですね、実現すると・・・。

楽しいながらも、あらためて感慨深い記念事業でした。
おめでとうございました!