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スリランカ大津波から7年 9月16日

2004年の12月26日。

スリランカなどを襲ったスマトラ沖大地震と大津波から早や7年。


あの時も直後に日本に支援を求めに来られた、

ニマルカ・フェルナンドさんは、あれから毎年、

その後のスリランカの状況を報告に日本を訪れています。

今年も女性団体主催の報告会にお越しくださいました。

 



7年前、堺市女性団体は

「反差別国際運動IAMDA」の理事長であるニマルカさんを通じて、

スリランカの被災地に義援金300万円、

高島屋からのテディ・ベア500匹を送りました。
ニマルカさんは被災地で、

とくに親を失った子どもたちの保護や女性の保護を行っていました。
大災害の前にも、スリランカでは、

子どもたちが何者かに拉致されていなくなることが多々ありました。

ほとんどが、ヨーロッパからやってくる、臓器売買の業者や、

人身売買の業者によるものだそうです。

大災害の後、

そういう業者に子どもたちがさらわれないよう、

大きな体育館のようなところに集め、保護をされました。
食料や水、あるいは物資を買うための義援金も必要だが、

子どもたちにおもちゃがない、とニマルカさんがおっしゃるので、

高島屋さんにご協力いただいて

テディベアを500匹スリランカに送りました。

 

 

 

7年たっても避難民の方々が、いまだにテント暮らし。

「人道の危機」というテーマでの報告会でした。
何が必要ですかときくと、

「テントに1個ずつ発電機がいる」とのことでした。 

スリランカでは、日本円にして4000円から6千円で

発電機が買えるそうですが、

100個は今あるけど、全然足らないということでした。

日本の東日本大震災にも心を痛めておられました。
本当に「復興には時間がかかる」と。

でも皆さんの支援に励まされて被災地の人々も頑張っていると。

ハイチや四川省、ニュージーランドのクライストチャーチ、

そして東日本大震災。
恐ろしいです。一刻も早い復興が必要です。
さらに福島原発、フランスの原発での爆発事故・・。
そして台風。地震・・。
しっかりしなきゃと思います。

今はこの堺で、様々な地域の復興の支援ができる立場ですが、

明日は我が身と思って支援しています。

 


母子家庭に50の太陽光ランプを配布、子どもたちの試験勉強に。

 

ワウニヤのキャンプで就学前必需品や食糧を配給

 

女性のリーダー養成と生活支援プログラム