ホーム活動日記日記 > 芸能百華の季節です。 10月29日
活動日記
月ごとに読む

芸能百華の季節です。 10月29日

芸能百華が今年で第17回目を迎えました。
もともとは堺市女性団体協議会の定例総会で

午後に行われていたものですが、 

年々番組数が増えるのと、

時間の関係で舞台を別に行うことになりました。


先代の山口彩子委員長は、

日本舞踊の花柳流の名取でした。
古典の日本舞踊は習うのにもお稽古代はそこそこでも、

師匠の舞台があれば、

チケットを弟子が買ったり、

売ったりしなければならないし、

自分も舞台を踏むとなると、

化粧、衣装、舞台料、師匠への祝儀、楽屋見舞い、

ご祝儀のお返しなど本当に時には何十万、百万円以上の

お金がかかることもあります。

思えば小さいころ、

母が父に内緒で稽古に通い、

国立文楽や、南座などで母が舞台を踏む前には、

すこし晩御飯のおかずが質素になったり・・(笑)したことを覚えています。

母は自分のそんな経験から、

女性が自分自身のお稽古事をするのには、

家計の財布を握っていても、

なかなか自分の稽古ごとのためにというのは、

子供や夫よりも後まわしになることをよく知っていました。

 ですから、女性センターを建設して

女性の生涯学習のプログラムを創設したのです。

芸術や芸能や学習ができることが平和社会の基本であることも、

強調してきました。


芸能百華は、堺市最大の市民会館の大ホールで、

極限の安い値段で出演できる舞台です。
多くのお客様に見てもらえますし、素晴らしいことです。
毎年入場券として千社札が作成されますが、入場は無料。
プログラムの表紙は、

毎年創設者である、今は亡き山口彩子さんの舞姿です。

今年の出演者総数は871名。

観客動員数は毎年1万人を超えています。
素晴らしいですよ。
ぜひみなさんも、いちどご覧になってください。

これだけの大きなイベントを、

50人ほどのスタッフが見事に回していきます。
芸術と文化の秋にふさわしい、イベントです。

 

画像をクリックすると大きく表示されます