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うすら寒い 2月7日

雨ですね。冷たい雨です。
でも乾燥した冷たい風に吹きさらされている大地をこうして、

しとしとと湿らせてくれる雨にも感謝ですね。

一連の政局の動き。
うすら寒さを感じながら過ごしています。

小泉劇場の時、人々は湧き、期待を寄せました。
結果、規制緩和の名のもとに医療や保健の分野は大きく後退。
郵政民営化っていったい何がどう変わったというのでしょうか。

自民党から民主党への政権交代。
メディアも人々も湧き、大きな期待が寄せられました。
結果はこの有様です。

東日本大震災が発災するまで、

政権が変わったとたんに原発も他国へ売りに行くほどでした。

私はそこでまず、この政権にがっくり。

そして東日本大震災で福島原発が爆発しても手つかず状態で、

民主党内部は相変わらず推進派と脱原発派に分裂してまとまらない。
いまとなっては岡田さんが、

男女共同参画担当も含めて8つも大臣を兼務。
民主党政権にとってこれら8つのうち一つ、二つ以外は

その程度の扱いということです。

ひとりの人間がいかに優秀であっても、

こんな兼務で職責を果たせるわけがない。
人がいないのです。

たくさん議員を当選させても仕事ができる議員がいない証拠です。

もう国政はまわっていません。

沖縄防衛局長の更迭。

こんなこと時代が時代なら、即、他国に攻め込まれて

戦争状態になってしまう危機であることも認識されていません。

更迭は当然ですが、

もっとスピーディーにスマートにやらないと

国家の安全に大きく影響します。

国会でも、山谷えりこ議員は自分も知らないであろう

 

細かい意地悪な質問を繰り返し
田中防衛大臣はふにゃふにゃといい加減な答弁を繰り返す。
いまこんな質疑をやってる場合でしょうか。

どちらにも腹が立ちますね。

さて次は維新の会ですか。

三度目の正直になるかどうか。


今私は、勉強しています。
そもそも区割り行政には疑問を抱いてきた自分として、

今後の自治体の有り様を考えています。
堺市を3分割されたらどうなるのか、

さまざまな現行の法令を見ながら考えています。

橋下さんが、今静かですね。

ツイッターを見る限りこの人のやる気とともに人間性が見えてきます。
東京へのりだし、国政への参画を宣言しているものの、

昨年の大阪ダブル選挙以降揺れが見えます。

高速道路の料金しかり。

さて6月の関西電力の株主総会にご出席されるそうですが、

橋下さんが、いまおっしゃっているとおり

脱原発を発言なさるのかどうか、

私は民主党政権交代の時と同じく注目しています。

橋下さんはとても頭のいい方なので、

発言は殆どがその思考過程や説明のプロセスが

省略されていることが多いのですが、

まるで、子どものケンカみたいな発言もたくさんありつつ、

とにかく前へ前へ、という勢いは感じられます。

そんな橋下さんが、少し静かになっておられます。
いいことだと思います。

東京都知事の石原慎太郎さんが

新党の立ち上げに意欲を見せています。
息子である自民党の石原伸晃さんを

ご自分の夢だった「総理大臣」になにがなんでもならせたい、

という親心がみえみえのように感じるのは私だけでしょうか。

堺市の維新の会の議員さんが先日おっしゃっていました。
「政党や経済団体のすり寄ってき方がすごい」と。
それをどう思うんですか?とたずねると
「やっぱり橋下さんはすごいと思う」とおっしゃいました。

一連のうすら寒さの中で、言えることは一つです。
改革の名のもとの「権力者」の顔のすげ替えのための

権力闘争は要らない、ということ。

本当に責任ある改革を期待しているのです。

中世の堺にもこんなときがありました。
「秀吉」という時の権力者にかき回されましたが、

あのころの堺の人々は堺を守りましたね。

単なる対抗意識で、そうしたのではない。
秀吉は、逆らった堺の人々に切腹を命じましたが。

それでも堺は堺のプライドを捨てませんでした。
たとえば大阪都構想が成功するとして、

その結果、「大阪都堺市」で何の不都合があるのでしょうか。

古来の時の権力者にとって、

一定の力と規模のある都市を自分の配下におけるかどうかは、

自らの「権力」の維持の安定のためには、

当然「征服」や「忠誠」が必要だったでしょう。

でもそれだけの発想では戦国時代と同じです。
結局、民は貧しく苦労の連続でした。

堺のプライドは「和平と自治」
民主主義のモデルです。

堺市の竹山市長が、今回の協議会に参画しないのは、

「抵抗」でも「対抗」でもない。
参画できない条件を提示されているからです。と私は思います。

「協議」や「意見交換」はこの協議会でなくても、

いつでも、だれでも、どこでもできるはずです。

当然、大量の「民意」の信託を受けた橋下市長や松井知事は、

それを保証するはずです。

本物の「改革者」であるならば、です。

また堺市も、先方からの提案にあたふたするばかりでなく、

自らの政策提案をこちらから、投げかけていくくらいでないと、

「協議」にはなりません。

民主主義の時代に、

もっと成熟した「大人」の民主政治をつくるべきです。
目先の権力や金にしがみつくような輩こそ、

改革によって変えて行かなければならないのです。

今の私が言えることはここまで。
一人の堺市議会議員として、

このうすら寒さを自らはねのける努力をしています。