健康福祉プラザの構想が浮上した時から、
心配していた重症心身障がい者支援センター。
この施設はとくに医療的ケアが必要な方のための施設です。
グループホームなどでは生活できない方々です。
プラザの支援センターの定員は50人。
何度言っても変わることはありませんでした。
たった一人も増えませんでした。
いよいよ4月にオープンしますが、
それに先立って支援センターへの入所者を募集したところ
157名もの応募がありました。
堺市は応募者全員の家庭訪問を行って、
入所者を選ぶようですが、107名が入れない。
その対応策を堺市は持っていなければならないのに、
これからだという。
担当者が、放置しているわけではないですが、
真剣にやってきたといえるでしょうか。
この施設に親御さんたちが、
子どもさんを入所させたいわけではないのです。
離れて暮らすのは不安だし、本当にできれば自分で見てあげたい。
でももう限界、やむなく入所を決めるのです。
泣く泣く子どもと離ればなれになることを
決断せざるを得ない状況があるのです。
堺市の調査では医療的ケアを必要とする
重症心身障がい者の保護者の平均年齢は78歳。
市民の命の問題です。
真摯に受け止め、早急に対応策を用意しなければなりません。