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浅香山駅無人化について南海鉄道運輸部、統括本部と地元の話し合い 5月9日

午後4時から浅香山地域会館にて。


南海電気鉄道からの出席者紹介。

堺市担当職員紹介。

佐々木浅香山自治連合会長あいさつ

山口典子あいさつ


鉄道営業本部 運輸部長 中林 誠さん あいさつ

統括部長 奥村 透さん あいさつ

 

 


次に 運輸課長の森川さんから、

無人化の経緯と現状についての説明。

20年以上前から利用者数は減少、今では26%減。

浅香山駅については、

4月1日から無人化しているが、

他の駅はつり銭補充や、修理点検などで

 1日に1,2時間は駅に社員がいるが、

浅香山駅は午前中2時間半、午後に1時間半、計4時間の

対応をしているとのこと。


南部障がい者解放センターの野村代表から質問と意見。


地元の住民の方々から、シビアな意見や、

 運行本数を減らしたり、役員報酬などの削減など

合理化の方法は他にもあるのではないか、

という提案もありました。

しかし、全体的にはいたって冷静な雰囲気。


地元の方々の意見としては、


経営が赤字であろうと黒字であろうと、

無人化はサービスの低下であり、

新バリアフリー法の目的からも逆行している。


浅香山駅でこの30年間どんな人身事故があったか、

そのデータを見ればわかるはず、

必ずたとえ一人でも駅員を配置してほしい。


交通事業者として、

国などへの申し入れなど企業努力をしているか、

とういう問いに対しても「していない」とのこと。

 


話し合いの後、参加者の方々から

「なんだかえらそうな態度の人がいるね。誠意を感じられなかった。」

「まるで、東京電力の役員みたいな感じ。原発問題に似ている。」

公共交通事業は、市民の命を預かる事業。

安全安心こそが、第一の責務であるはずです。

その原点に立ち返ってほしいと願う。

 


これからの超高齢社会、

そして南海トラフ地震など防災の観点からも

公共交通事業者にとっての経営環境が悪化しているとはいえ、

だからこそ根本的な発想転換が必要かと思います。


そして安全安心な公共交通事業の確保のために、

私たちも単なる要望運動にとどまらず、

具体的な政策転換などを提案していくことが

重要だと考えています。