昭和20年の7月10日、
当時の堺市は米国のB29の数次にわたる焼夷弾攻撃により、
焼け野原と化しました。
昭和23年7月1日に結成された女性団体は、
堺の瓦礫を拾い集め、
子どもを背たらいながら
復興と炊き出しに明け暮れる日々でした。
そして、2度と戦争に愛する人を送らない、行かせない、
2度と戦争はいらないと強い決意をもって、
平和フォーラムを行うようになりました。
主催者あいさつ
今日はタンザニアのシジャオナ大使をお招きし、
与謝野晶子がうたった
「女性の力の及ぶところ、はじめて平和の光あらん」をテーマに
平和のための教育と平等の必要性についてお話を伺いました。
日本の女性の地位は135か国中101位。
タンザニアの女性の地位は46位。
圧倒的に負けています。
日本の女子は教育水準で中等教育までは、
ほぼ100%の就学率で世界一位ですが、
高等教育となると、世界101位。
この調子でいくと日本は、
教育においても、経済活動においても、
開発途上国にすぐに追い抜かれますね。
女性の政治参画については大負けです。
世界110位。
芳賀副市長あいさつ
木村教育長のあいさつ
安倍総理が女性の経済参画こそが、日本経済再生の道、
とおっしゃて居られますが、
かけ声だけではなく、
タンザニアのように政府が意思をもって政策を遂行しないと、
なかなか女性の経済参画もエンパワメントも実現しません。
もともと女性がさまざまな排除により、
性風俗に追い込まれているような状況が
改善されないままの経済再生など、
本当の意味での経済再生ではありません。
大使から、
女性こそが声を大にすること、
もっと闘うことが必要ですと、
わたしたちへの激励の言葉をいただきました。
大使と参加者で。参加者は3階ロビー、2階、1階ロビーにもあふれていました。