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泉州TRYバリアフリー 駅の無人化問題決起集会 8月29日

午後1時30分から、

堺市民会館小集会室にて。

 

 

南部障がい者解放センターの野村さんからの呼びかけで、

来賓として芳賀副市長と共にお招きにあずかりました。

 

市民会館の小集会室は4階。

エレベーターが小さいために、

ハンドル付き車いすを利用されている方は1台ずつ、

ストレッチ式車いすの方は縦の長さも足りないくらい。

皆さんが会場に集合されるのも本当に時間がかかります。

 

 

市民会館を建て替えるときは、

いや、これから新しい建造物を建て替えるときは

必ず大きい病院型くらいのエレベーターが必要です。

お断りしておきますが荷物の運搬用ではなく。

 

 

会場で芳賀副市長ととともにご挨拶をさせていただきました。

 

私は今福さんの講演を聞きたくて、

時間の許す限り聞かせていただこうと、

ほぼ1時間強ほとんどの講演を聞くことができました。

 

聴かせていただかなければ

わからないことがたくさんありました。

 

 

今福さんは全国の障がい者団体の取りまとめをしておられ、

とくに駅や鉄道車両、バスなどの

バリアフリー化を検証するために全国を回られています。

 

今回は南海電鉄の駅の無人化についての決起集会ですが、

実は南海電鉄のラピートは愛称が鉄人28号であり、

車両のバリアフリー化が一番先に行われた電車だそうです。

 

写真入りの解説はとてもわかりやすく、

よく理解できました。

 

ただ、2006年のバリアフリー新法ができても、

JR東日本やJR東海などの対応はひどく、

ハンドル付き電動車いすやストレッチ式電動車いすは、

場所も取るし、回転幅も大きいなどという理由で、

乗車拒否が行われ続けたそうです。

何度か抗議に行くと、

駅員は何も言わないまま、

すぐに警察官を呼ばれたりして、

威圧的に追い出そうとされるなど

「屈辱のバリアフリー化」であったと。

そういえば新幹線もドアが小さいし、

トイレも狭い、

客席のシートも小さいし、

車いすスペースもあまり見たことがありませんでしたね。

 

でも小田急線など東京の民間鉄道などでは、

特急クラスの新しい車両は

すばらしいバリアフリー化が進んでいて、

快適な旅ができるそうです。

それでも、

観覧車両や食堂車に行くためには階段があって、

いけなかったそうです。

 

今福さんは、

国会のバリアフリー化の委員会に

参考人としても呼ばれてお話をされたようですが、

バリアフリー化新法のもとで、

全国の5000人以上の利用者のある

3000駅の電車とホームの段差解消は、

この10年ほどですでに2700駅が解消されているものの、

総合的なバリアフリー化はまだまだ進んでいないことを

訴えておられました。

 

 

真のバリアフリー化は、

障がい者が一人で、

自力で乗降でき、

安全に駅を利用でき、

さらに快適な移動ができる、

というものだ、とおっしゃいました。

 

ハードのバリアフリー化が進んでも。

駅の無人化というのは、

利用者の誰にとっても安全安心を確保できない、と。

 

この集会には、

芳賀副市長のほか、早川健康福祉局長、

窪薗公共交通部長なども出席されており、

そのことが少なくとも

今後の堺市の「真のバリアフリー化」の推進を

行うものであってほしいと思います。

 

 

来月、

ちょうど堺市の交通バリアフリー協議会が

久しぶりに開催されるに当たり、

今日のお話や私自身の今までの取り組みを土台に、

意見を申し上げることにします。