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堺市民の主権が守られました 9月30日

さわやかな朝ですね。

 

この数か月、特に1か月ほど前から

橋下さんが堺市に乗り込んできてからというもの、

彼らの欺瞞に満ちた堺市民を見下した詭弁、

口汚さは「そこまでそんな風にいうのか」という

いやな感じにあふれたものでした。

 

選挙戦後半で、

橋下さんは

「堺をなくさない」「騙されないで」「詐欺集団」などと

ひどい暴言を吐きつづけました。

確かに堺という地名は残せたとしても、

彼らが私たち堺市民から「市民の主権」を奪うことに

まちがいはありません。

なのに平気で「堺はなくしません」と。

さらに、今回の維新の敗因を「堺市民の誤解」と言ってのける

ところがこの人の天才性であると同時に致命症です。

 

それでも

「橋下さんなら何かを変えてくれるかもしれない」と、

橋下マジックにかかった人々も決して少なくありません。

 

思うに今回の選挙に政策論争はありません。

大阪都構想は現時点では、妄想にすぎないですから。

 

だからこそ、

これからの竹山市政は「政策」で勝負しなければなりません。

 

勝って兜の緒を締めよと自分自身にも言い聞かせています。

 

気持ちの良い市民主権の風を吹かせて、

必要な政策を実行していくことが大切ですね。

 

ともに戦った陣営の一員として、

大きな責任があります。

 

堺市の民意とは、

勝った方だけを民意とするのは、間違いです。

これは今までの橋下維新の大きな間違い。

反維新、好維新の双方、

そして今回も投票率が50パーセントを超えたとはいえ、

有権者の約半数が投票していないわけですから、

そういう市民も含めての民意を敏感に見ていく必要があります。

 

今回の市長選は、

堺市民と橋本維新との対決だったことも確かです。

でもこの対決の中で誰がどう動いたか、

市民がどう動いたかということに着目する必要があります。

それは、いままでになく、

堺市民の一人一人が「堺市民であること」の意味や

「堺」のことを考えておられたということです。

 

堺が大事だ、堺を愛している、

という「郷土愛」を再確認された人が大勢いたということです。

それは、政党や団体、あらゆる組織の枠を超えて、

個人一人一人のネットワークを創り上げました。

方法論ではなく、

そこには明確な「個人の意志」が存在しました。

 

こういう選挙の勝者である首長は、

大きな器と度量が必要とされます。

支援してくれた市民にこたえることはもちろんのこと、

維新を支援した市民や

どちらにも投票しなかった市民の真意を見極めて、

すべての市民のために働いていくことが必要です。

 

橋下さんのような、

自滅型のリーダーにはそんな責任はとれません。

リーダーの資質はその人の能力だけではなく、

周りが育てていくものです。

橋下人気についていった人間にも責任はあります。

 

「俺様についてこい」的リーダーは、

人の言うことを聞かない。

聴かないから成長しない。

今回の選挙は「個人戦」ではありません。

たまたま敵がわかりやすい選挙だったのです。

 

自分の見えないところで、

だれがどんな思いで動いてくれているか。

橋下さんが全国から堺に入ってきた

ご自分の「部下」たちをどんなふうに扱っていたかは、

現場で遭遇した彼らの発言を聞いていればよくわかります。

「維新」の組織の中で「部下」の人々が

どれだけの意見を橋下さんに言えるでしょう。

そんな非民主的な組織政党では、

リーダーも部下も育たない。

そんな人たちが政治をやったって、

市民のための政治はできない。

既得権益をつぶす、

といっておきながら自分たちがそれに成り代わるだけの話です。

 

既得権益よりもさらに強大な権益を得ようと

しているではありませんか。

地方議会で、

トップダウンされた教育基本条例や、

職員基本条例の説明すらできない

「部下」を引き連れて、

なんの「改革」ができるのか。

議員のバッジをつけた「部下」にすら、

パーティーの受付や、

どこかの選挙といっては

ノルマをかけて「戸別訪問」をさせるだけで、

本来の市民や国民の役に立つ議員など育つはずもありません。

 

浮かれたものです。

堺市にも橋下かぶれの、

「自分だけが正しく、自分だけが賢い」とおもっている

維新の議員がいます。

 

それでもそういう議員も含めて、

これから本気で堺市民の皆様のために

真剣によりよい政策をつくるのが私たちの使命です。

 

レベルの低い、口汚いやりとりは、

市民、とくに子どもたちが見ています。

ふだんは気さくに市民の皆さんの声を聴きつつも、

いざとなったらやっぱりさすがは議員だ、

と思ってもらえるような議員でないと、

「あんな奴でも議員出来るんやったら、

定数を減らして、給料も下げたらいい」と言われるんです。

 

堺市は今日からあらたな正念場です。

がんばります。

 

それにしてもこの間、

本当に走り回ってくださったみなさま、

ありがとうございました。

気持ちは晴れ晴れしていても、

お身体は疲れておられると思いますので、

くれぐれも充分お身体を休めてください。