ホーム活動日記日記 > ブキッキオさん 10月10日
活動日記
月ごとに読む

ブキッキオさん 10月10日

おはようございます。
朝晩が涼しくなりましたね。

国連特別報告官が、今月19日から26日まで日本を視察し、
児童虐待製造物(CAM、いわゆる児童ポルノ)の製造・販売を含め、
児童の売買および性的搾取の状況を調査、評価します。
その後報告書、勧告をまとめ、来年3月の国連総会において
日本政府は、勧告を受けます。

 

201510100101.jpg

 

特別報告官は、マオド・ド・ブーア=ブキッキオさん。
オランダ出身でEU評議会の事務次長も務めた、子どもの人権、
特に子どもの性的搾取や失踪問題の専門家であり、アクティビスト。
EUでの政策化に成功しています。

ブキッキオさんの来日で、おそらく日本のJK(女子高校生)
お散歩問題、スポーツ新聞のポルノ記事、コンビニのポルノ雑誌等
販売、ソープランド、メイドカフェ、携帯電話での売買春、
ネット上のポルノ広告、あるいはDMM.comなど大企業による
大量の児童ポルノ等、すでに私たちが調査や、撤収をさせてきた
日本のポルノの問題に国連特別報告官の厳しい調査が入ります。

ブキッキオさんの来日に関して、昨日私は、
堺市の市民人権局に情報提供を行い、ぜひとも堺市が取り組んでいる
セーフシティプログラムのことを知らせ、コンタクトを取ろうと、
検討に入りました。
堺市女性団体としても、今までの活動で、痴漢防止のための
女性専用車両の実現や、男女混合出席簿、DVや子ども虐待の取り組み
について、英文で報告書をまとめて彼女に届ける予定です。

世界から、日本の女性はなぜ怒らないのか?
という批判を浴びています。
いやいや、ちゃんと怒っている女性は、ここにいますよ、と。
日本の児童ポルノは、世界最悪の実態であることについても
闘ってきましたよ、ということも伝える必要があります。

堺市が取り組んでいるセーフシティプログラムは、おそらく
ブキッキオ報告書で先進国最悪の実態と報告されるであろう
児童ポルノの問題に、本来の目的である解決に向けて、
一条の光を放つでしょうね。
堺市、日本政府、世界が共に女性や子どもたちを性暴力から救う
という点においてwinwinの社会を創造することが大事なのですから。

堺市のセーフシティプログラムは、世界基準、
ユニバーサルスタンダードになっていくのです。

今日は、午前中、地域まわり、
午後からは、いよいよ原稿の締め切りです。

皆様もよき週末を!