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最高裁判決について 12月17日

おはようございます。

最高裁大法廷判決は、再婚禁止期間が100日を超えるのは違憲、
夫婦同姓は合憲としました。

 

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中身を見ると、15人の判事のうち女性は、たった3人。

女性判事は3人とも夫婦同姓は違憲としている。
最高裁大法廷でありながら、この判事の男女比こそ違憲ではないか。
最高裁ですら、ジェンダーに関しては古く、実状を見ていない。
世界を見ていない。働く女性、研究者の女性たちが
通称使用で不利益が緩和されている?
少しくらいの不利益は、がまんすればよいと?

同姓でも、離婚は毎年20万件。
その度に不利益を被るのは、女性だけではない。
子どもたちの姓についても、みんな悩んでいる。

親の都合で、姓がかわり、戸籍に跡がつく。

今回の軽減税率のややこしさに比べたら、
夫婦別姓など行政事務上、どうということはない。

マイナンバー制度をやるなら、基本的に男女ともに一個人を公正、
同等に扱うべきで、女性や子どもたちだけが不利益を被る現実は、
憲法24条に違反する。

家族の絆は、お互いの尊重によって保たれる。
姓によってどちらかが、相手に帰属するのは、
明治時代の話。そんな形式だけの絆の方が脆いに決まっている。

愛は、対等な立場で育まれると思う。
働く女性が増え、家庭責任を負わない男性が相変わらず。
最高裁大法廷は、日本の女性たちがなぜ結婚をせず、
子どもも生まない選択をしているか、少子化の原因を見極めれていない。
生きにくいし、家事や育児や介護も一手に担い、賃金も安い。
子どもの保育料も高い、教育費もかかる。
国家が国民を管理することや、
男性に都合のよい利便性だけの家制度は、
今はもう、女性にとっては、不都合、負担だらけ。

時代は明らかに変わっている。
夫婦同姓の定めを持つのは、日本だけなのだ。

女性が輝く社会の創生のスタートラインでつまずいている。
自民党など国会が、さっさと改善することですね。
女性議員が9.5%というのも先進国最低ですから、
やっぱりクオータ制も実施しないと。

さて今日は、堺市議会12月定例会の最終本会議。
議員の政務活動費問題、また今回の堺市の個人情報流出問題で、
相当長引きそうです。

爽やかな光とやっと冬らしい冷気に、身を引き締めて頑張ります。(^-^)/