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活動日記
月ごとに読む

叔母の呟き 12月16日

小舟のような月が 雲に見え隠れする。
毎日、必ず叔母を見舞う。
京都も含めて入院生活60日目。

初めて叔母が、帰ったら寂しいと呟いた。
90年生きて、今の日々。
ありがとう、すみませんの二言の日々。
誰がこんな日々を想像して生きて来ただろうか。
自分で動けない日々を。

毎日、全身をマッサージして、顔の手入れをして
叔母が眠るのを見届けて帰る。

外に出ると月が嗤ってる。

さて家でもうひと仕事。今日はよく書けた。
書き出しさえすれば、止まらない。

夕飯の支度から、食事、そして病院。
3時間半が止まる。

でも 私はここにいる。