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バングラデシュの事件 7月3日

 バングラデシュ。

世界最貧国、アジア最貧国と言われるこの国で、
また日本人やイタリア人が惨殺されてしまいました。
痛恨の極みであり、亡くなられた方々にご冥福を祈ることすら出来かね、
ただひたすら黙祷します。

 

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バングラデシュでは昨年も、星邦夫さんがリキシャ(三輪自転車タクシー)に
乗って農業指導に行く途中、日本人であることを確認された上で
至近距離から、射殺されました。
その数日前にイタリア人が惨殺されていました。
 

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昨年と今回の事件は、いずれもISが犯行声明を出しています。
昨年の事件の際、バングラデシュ政府は、自国内に
ISの活動は確認されていないと発表していました。

今回の事件は、写真にあるように、
外国の富裕層が利用する新しいレストラン。
パリもトルコもベルギーもそうでしたが、いわゆる
警備のゆるいソフトターゲットと言われる場所で事件が起こっています。

長年の格差と差別が、テロを生み、テロ対策と言いつつ、
シリアなどへの無差別空爆が、さらにテロを過激化させている今。

いわゆる西側諸国は、どの国も下手なナショナリズムで自衛や防衛をふりかざし、敵対だけを言う外交は、御法度だと思う。

もう止めようもないのか?

罪なき市民が、こんなふうにずっと殺され続けるのか?

世界に暴力が拡大支配する中で、恐怖と欠乏に
生きるのか?

参議院選挙。
この問題に真剣に立ち向かえる候補者はいるのだろうか。

政党の勢力争いやってる場合じゃないんだ。

人権というものを、そして国民生命を守るのは、軍隊じゃないんだ。
国政や市政を担う政治家、議員と行政を担う私であり、あなたなんだ。

責任を痛感します。
国政を担う人が、この事件について他人事のように言い、
テロを許さないと言っているだけでは、何の解決にもならない。
自分の責任であると言える大臣がいるのだろうか。

私は、堺市議会議員。一地方自治体の議員だけれど、自戒をこめている。
こんな事件は、世界中のどこかの市町村で起こるのだから。

まず、いったん日本人の人々を帰国させないと。
本来、星邦夫さんの事件後、そうすべきだったのです。

わが国も安全は、決して保障されていませんが。

風が強い。
それでも顔を上げて、あきらめない。