おはようございます。
パールハーバーの中継に釘づけになった朝です。




安倍総理のスピーチは、
パールハーバーで犠牲となった米兵への
哀悼、敗戦後の米国および国際社会の寛容への感謝、不戦の誓い、
パールハーバーからの和解の必要性を説くものでした。
スピーチよりも、安倍総理が退役米兵に視線を合わせるように寄り添った
姿に感動しました。
ジョン・ダワーの「敗北を抱きしめて」にあるように、第二次大戦後の
日米関係は、広島、長崎の原爆投下および沖縄の本土決戦に象徴される
残酷な戦争、世界6千万人もの尊い生命の犠牲の反省のもと、
和解の道を歩んで来ました。
悲しみと憎悪の過去を抱きしめながら、生きざるを得ない人々の真意に
寄り添い、不戦の誓いへの信頼を獲得することが、何より大切です。
安倍総理とオバマ大統領が発信される「和解と寛容」とは何であるのかを、
国際社会と市民が注視していくでしょう。
シリア、南スーダン、沖縄、中国、ロシアとの領土問題、そして改憲、
原発問題などをどうするのかが、問われている中、パールハーバーでの、
安倍総理の退役米兵への跪いた姿勢に一縷の望みを託したいと思いました。
東芝が大変なことになり、日本の政治も経済も、今大きく変わらなければ、
安倍総理とオバマ大統領の思いは叶わない。
軍需産業によって戦争せざるを得ない国との同盟が、
その目的を果たすのは至難です。
敗北を抱きしめて来た日本は、これから戦争犠牲者の慰霊とその家族や
子孫への慰めだけではなく、国民の声を聴き、国民に寄り添い、
国民の真意と希望を抱きしめていく必要がある。
気がつけば泣いていました。
さて今日は御用納めですが、午後から息子のアメフトの練習試合を観戦し、
夜は地域の防犯活動です。
今年一番の寒さに負けない熱い、締めくくりの一日を!