ホーム活動日記日記 > 卒業の思い出 3月14日
活動日記
月ごとに読む

卒業の思い出 3月14日

おはようございます。
うつむき加減にクリスマスローズが咲いてくれている朝です。

 

blog_201803140101.jpg

 

 

今日は、堺市の公立中学校の卒業式です。
卒業される皆さん、保護者の皆様、おめでとうございます。

自らの中学卒業は、なんだか苦いものでした。
高校入試に失敗。あの時は、母の初の市議選挙と重なっていました。

落胆して自宅に戻り、三面鏡に向かって
髪を整えている母の背後に立つと、母は鏡に映る私の顔を見て、
「あかんかったんか…。」
「うん…。」
鏡を見ると、母の顔に涙が流れていて。

「お母さんは、あんたらの母親としては、あかんお母さんや。」

と言う母に、「そんなことない」と心で叫びながらも、
母にそんなことを言わせてしまったことが辛かったです。

あの頃、地方議員に女性が無所属で立候補することの大変さ、
選挙そのものの大変さを知る由もなかった自分が、
今こうして現職の議員として、子どもの受験を経験して、
あの時の母の思いを改めて痛感しています。

今となっては、高校入試の失敗も、おかげで父の跡継ぎの
医師にもなれなかった大学受験の失敗も、笑い話にできますが。

「三国丘高校の前を通るたび、胸がチクリとしますが、
プールのないプール学院に行きました!」と。

いずれにせよ、両親は精一杯のことをしてくれたのに、
その恵まれた環境を活かせなかったのは自分です。
世の中には、親がいない人や進学がままならない環境の人も
たくさんいて、がんばっておられるのに。

両親に感謝し、親不孝の分、今頃 親孝行しようと思っても
母はいないですが、母が見ていてくれると信じて精進しています。

だから今頃、自力で大学院に行き、あらためてしっかり勉強しています。

中学校の卒業証書は、貴重で尊いものです。
この国での義務教育を修了した証。

子どもたちには、それが決して当たり前のことではないことを
考えてほしいですね。

さて午後は堺市社協の理事会もあり、議会にも入ります。

さあ!顔を上げて、自分を励まし、周りの人たちと励まし合って、
少しずつでも一歩一歩を積み重ね、笑顔で乗り越えて行きたいですね!