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南宗寺の宴 6月2日

おはようございます。
晴れわたる青空に 涼しいそよ風が気持ちのよい朝です。

今日は議長公務はありません。(^-^)
政務で地域まわりをします。

今堺市では、来年オープンする堺市民芸術文化ホール、
フェニーチェ堺のプレゼンツ事業が行われています。

〜利休に捧ぐ〜ライブとお話、として、
かつて黄金の日の舞台となり、茶人 千利休が眠る南宗寺の本堂にて、
ご覧の通りの今をときめくアーティストの皆さんが堺に来られ、
ご出演されます。

 

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入場料700円。ただし客席は112席。
当然、お申し込みは殺到し、抽選。
すでにチケットは完売で抽選も終了しています。

当選された方は、ラッキー。中には数十枚の応募をされても
ハズレてしまわれた方もおられると聞きました。

主催の堺市文化振興財団の役員の方々も応募されても
ハズレている状況です。

厳格な抽選が行われたんですね。

そんな中、議長公務のスケジュールにこの南宗寺のライブへの
ご招待が入っていました。

市長は主催者としてご出席。
そして市議会を尊重してくださり、議長をご招待下さいました。
とてもありがたいことではありますが、
市民の皆さんが一生懸命に応募されてもハズレて
残念な思いをされていますので、
市民の皆さんを代表する議員の議長としては、ご辞退すべきと
判断しました。

今夜の桐竹さんも、最終日の辻井伸行さんもお知り合いですし、
フェニーチェ堺の芸術監督である佐渡さんにも、
かつてO-157学童集団下痢症の被害者のために
曲を作っていただきたいとお願いしていました。

ですから、ご挨拶くらいはと思っていましたが、
またこれからいつでもその機会はあるのでやめておくことにしました。

私は、子どもが3人います。うち2人は議員現職の時に出産しました。
保育所に預けたいのは山々でしたが、
当時は今よりもっと待機児童が多いので、
保育所には申し込まず、カゴに子どもを寝かせ、子連れ出勤したり
(できる職場だからよかった)、知り合いの方々にお願いしたり、
夫婦で全力はもちろん、
大変皆さんにお世話になりながら、子育てしてきました。

ええカッコするわけではなく、やっぱり議員としての矜持だと思うんです。
市民の皆さんが困っておられるのに、
自分の子どもを優先的に保育所に入れてもらうなんて、したくなかったです。

だから、この素敵な南宗寺の催しも、同じ堺の夜空の下で、あ、今日は桐竹さんの文楽、あ、平原綾香さん、さだまさしさん、
あ、辻井伸行さんは、自分の好きな歌やラ・カンパネラを
奏でてくれてるんだろうなー、と想像するだけでも幸せですね。

おそらく、こんな素敵な催しは、佐渡 豊さんのお力によるものと
推察されます。

フェニーチェ堺が完成したら、きっと今回ハズレてしまった皆さんや、
多くのファンの皆様のために、きっと今回のアーティストの方々がまた、
堺にお越しくださると思います。

今回は、そのための佐渡さんと堺市文化振興財団からの、
サプライズだと思うんです。

文化、芸術って本当は、お金がかかります。
費用対効果だけを批判するのは、簡単ですが、
文化・芸術は、例えば一枚の絵画や書、彫刻や一曲の歌や作品が、
人の人生を支えます。それはお金に換算できないものですね。

議長としてご案内いただきながら、ご辞退しますが、
こんな素敵な催しが堺で開催されること、誇りに思います。
関係者の皆様に 心から感謝申し上げます。

ありがとうございます。m(_ _)m