おはようございます。
東京、ベトナム、長野、川崎、横須賀など出張が続いて、
一息ついてわが家の応接間の片付けをしていると、
善光寺さんの閻魔大王だるまが、届いていました。


大学院のゼミで、ずっと一緒の心友から、
「世の中にピリッと役立つ論文にしたいものです。
ラストスパートがんばろう!」と、あたたかいメッセージと共に。
普通の赤い達磨さんは、選挙のたんびにお馴染みですが、
閻魔大王のだるまは初めて知りました。
心が引き締まりました。
心友は、出会った時は、夫と子どもさんたちを郷里に残し、
東京に単身赴任。日本の教育を背負う大企業の
スーパーキャリアウーマンでした。
週末には郷里に戻って、という大変な日々を送っていました。
修士を終え、私は彼女と博士後期課程に行きたかったので、
誘いました。
私よりひと回りほど若い彼女は、日本の教育産業の現場で、
文科省や全国の学校と渡り合い、その中で彼女自身が見出した、
これからの日本の教育のあり方を、世の中に送り出してほしいと、
強く思ったからです。
彼女と私の強みは、広く深い現場での実践。
その実践から得た未来社会に有効な
理論を、客観的、学術的に整理して発信することが、博論です。
正直、何足ものわらじを履きながら、
日々のこのタイトな生活の中で博論を書くというのは、
おこがましいくらいですが、
彼女がいてくれたから、なんとかここまでやって来れました。
だから決して甘い作業じゃないですが、最後までやります。
そんな私に、閻魔大王を贈ってくれました。
彼女は今、郷里の国立大学に勤務し、まさに博士号は、
次のステップへの必須要件。
お互いに、今やっていること、
今ぶつかる壁を乗り越えることすべてが、博論として、
次世代の社会にささやかでも役立つことを信じて書いています。
閻魔大王が、見守ってくれます。
我慢強く努力を続ける姿を。
では、今日も心に新たな風を吹かせる一日を!