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緊急事態宣言の延長について 5月2日

報道にもある通り、5月1日の専門家会議に基づき、
緊急事態宣言は1か月程度延長されるようです。

中国や韓国、台湾をはじめとする世界の状況から見ると、
圧倒的に異なるのは検査数です。

緊急事態宣言は、一日も早くコロナ感染の終息を見て
解除されることが望ましいですが、日本では、その根拠となる検査数が
実施されていません。

ロックダウンができない、またこの国の現状からしても、
緊急事態宣言の解除を急ぐのは危険です。

堺市においても出張ヘルス等の同伴性風俗の利用は
明らかに増えており、パチンコ店などの密集営業についても
中々休業要請が受け入れられず、苦慮しています。

さらに感染者への差別、嫌がらせもひどく
、大阪市の十三市民病院が中等度のコロナ感染者の
専用病院とされてから、病院職員や病院自体に対する差別や
嫌がらせが極限に達しています。

このたび大阪市の阪和第二病院もコロナ感染者専用病院に
指定されました。

どこかの病院を専用病院にすることは、本来はもっと初期に行うべきで、
当然あちこちの病院の一部を感染症病棟にするよりは、
院内感染防止につながりますが、
専用病院の混乱や差別が起こらないよう、徹底した啓発が必要です。

医療現場で命懸けで患者の治療に携わってくださっている医療従事者の方々は、マスクや防護服が未だに不足する中で、不眠不休、
家族との生活もままならないストレスの上に、さらに差別されています。

この状況で、あと1か月でコロナが終息するとは考えられるでしょうか。

ただ、とにかく世界最悪の財政状況である日本政府が、
なかなか経済対策を打てないことが、
外出自粛や休業要請を聞き入れられないことになっているのは
当たり前です。

世界が日本の状況を懸念しています。

武漢のように、病院を新設し、検査数を増やしてロックダウンしても
終息には約3か月かかりました。

日本の場合は、半年、1年のスパンで感染の終息と経済支援を
段階的に進めていく必要があると考えます。

以上のようなスタンスで、私はとくに今DV、虐待、性暴力の防止と
被害救済というところで実動しています。平時から取り組み続けてきた
ことです。

組織的な取り組みも準備中ですが、緊急事態宣言中、
人のローテーションの組み立てがなかなか困難ですが、
それでも取り組んでいきます。

1か月が経過して、経済的、精神的なしんどさをほとんどの方々が
感じている中、短期決戦にはならない状況を理解し合って、
乗り越えていくしかありません。

どうぞ宜しくお願いします。