こんばんは。
今日も一日、本当によく仕事をしました。
そんな中で嬉しい出会いがありました。昨日届いていた一通のメール。
堺市在住の女性からです。
彼女は、あの住友電工の男女の賃金格差訴訟の原告のお一人でした。
訴訟を起こされたのが、1995年。2000年には、高裁で全面敗訴。
しかし国連のCEDAW女子差別撤廃委員会にNGOをつくって、直訴し、
当委員会が日本政府に司法について改善を勧告。
その後、最高裁で勝利和解されました。
このことから、現在彼女は、日本政府が、選択議定書に批准するよう、
各自治体の議会から意見書を国に提出するよう働きかけを
行なっておられるのです。
働く女性のネットワークの一員として活動をしておられると、なんと、
この意見書を日本で初めて、国に提出していたのは、堺市議会だったと、
判明したそうです。
そしておそらく、これを書いたのは山口典子だろうとメールをくださった
とのことでした。
議会事務局に確認したところ、意見書が提出されたのは、
2001年3月29日。堺市議会は全会一致で可決しています。

最初の提案会派は、フェニックスですから、
私が無所属議員だった頃です。もう20年前のことです。
今日、彼女とお電話でお話をして、
むしろ、あの住友電工訴訟の勝利和解が、日本の企業社会をどれだけ、
改革の方向へ誘導したか、その功績を知っているだけに、感動しました。
私などは、日々、自分も含めて、ボコボコに痛めつけられている
大半の女性からのSOSに対応していますから、
この選択議定書の批准の重みと有効性が、よくわかります。
今日の出会いが、またあらためて、今までにはない、
ジェンダー平等な社会を別の手法で、実現に近づけることとなりそうです。
今、20年前に書いた意見書を、読み返しています。
残念ながら、未だに日本政府は、選択議定書に批准していません。
法曹界は、弁護士も検察官も女性比率は、約25%しかいません。
先進国ですから、これは当たり前のこととして、批准するのが普通ですね。
意見書とは違う方法に、自分はチャレンジしてみます!