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住友裁判、男女の賃金格差で戦って勝利した原告の女性たちを救ったのは、国連のCEDAW! 12月10日

おはようございます。

 

昨日は、午前中、女性市民のSOSに走り、午後から議会で、
仕事をしていました。

午後7時から、私の事務所に95年に住友電工、金属、化学を
男女賃金格差の是正を求めて提訴した原告の西村はつみさん、
白藤栄子さん、北川清子さんと十代さんが、
事務所にお越しくださいました!

 

 

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現在、彼女たちはワーキング・ウィメンズ・ネットワークとして、
女子差別撤廃条約の選択議定書への政府の批准を求めて、
各自治体の議会に、意見書の提出を依頼されています。

最近では、寝屋川市などが提出していますが、堺市を調べたら、
なんと堺市議会は2001年に、すでに全会一致で提出済みで、
びっくりされたとのことでした。


なぜ選択議定書かというと、選択議定書には、女子差別に関する、
国連女子差別撤廃委員会CEDAWへの個人通報制度があるからです。

各国の司法において、敗訴したり、司法にアクセスできない人々を
救済する制度が個人通報制度です。

住友裁判も同期同学歴の男女に月20万円もの賃金格差があったのです。

当時日本の高裁でも敗訴していたこの裁判。彼女たちがニューヨークに
飛んだのは2000年の国連世界女性会議の時でした。

そして、CEDAWが日本政府に男女賃金格差の是正を勧告し、
最高裁では和解勝訴となりました!

だから、選択議定書の批准を求めておられるのです。

先進国としては当たり前のことと考えますが、遅れていますね。

国際条約についても疎いというか、無視というか、そんな印象を受けます。

最近では、とくに女性は非正規雇用が圧倒的に多く、裁判する
余裕もない状況下、女性の自殺が昨年比10月で80%も急増しています。

この問題について、今日堺市議会の市民人権委員会において、
質問します!

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今日も爽やかな一日を!